あなたが普段何気なく見ている広告。そんな広告のフレーズや見せ方は、細部にわたってある「秘密」が隠されているのをご存じでしたか?
その「秘密」を知りたい方は、ぜひ本書を読んでみてください。
私自身、もともとは広告業界に携わっていた者です。
そんな私から見ても、本書は広告業に携わるすべての人、自社商品の広告を新たに打ちたい人、必読の書です。
そんな必読の書であるダイレクト出版「現代広告の心理技術101」を読了しましたので、読んでみた感想をまとめてみたいと思います。
ダイレクト出版 現代広告の心理技術101

この本は消費者を説得するための詳細な計画を実質的に示してくれている。あらゆる業種の人のための必読書だ

この本を開けば、実証済みのテクニックの数々と人間心理への深い理解にすぐに触れられる。この本を買って、何年間もの試行錯誤を省いてしまおう
良い広告と悪い広告の一例
自社の広告やチラシ、ホームページの反響がイマイチ悪い・・・そんなとき、ある一文を変えるだけで、その反響が2倍3倍になるとしたらどうしますか?
せっかく広告費用をかけたのに反応が悪ければ、そのお金が無駄になってしまうわけですよね。大切な経費を無駄になんてしたくありません。この気持ちは、個人でビジネスをやっている場合でも、企業で広告を打つ場合でも同じです。
ところが、いざ広告を出そうと思っても、どんな広告を作れば商品が売れるのか分からないものです。これは多くの方が抱えるお悩みなのではないでしょうか。
そんなお悩みをお持ちの方に、ちょっと見て頂きたいものがあります。これはある本書で紹介しているとあるお菓子屋さんの売り出し文句の違いです。
実は、こんな感じのちょっとした変更で簡単に改善できることがよくあります。そしてちょっとした変更で広告の反響は驚くほどかわるのです。
本書には、もっとたくさんのサンプルと、どうやってそういった見出しを作るかのステップが載ってますので、あなたにもぜひ参考にしていただけたら嬉しいです。
広告に200%必要なこと
そんな時に、
・売れる商品と売れない商品の違い
・ヒットする広告と失敗に終わる広告の違い
・ライバルの商品が売れて自分の商品が売れない理由
・そもそも反応の取れる広告とは何か?
といった部分をしっかり把握しておくのは、とても重要ですよね。
本書は、数多くの実験結果から導かれた「どうすればお客は商品を買うのか?」、という顧客の行動心理を徹底的に解明した一冊です。
どんなビジネスであれ、商品を宣伝や説明することは必要です。そして、商品を販売する人間にとって顧客が何を考えて、どう行動するのかということを「知っている」のは非常に重要です。
広告を見た見込客が、何に反応してどういうアクションを起こすのかという「広告の心理学」を知ることで、実に簡単に商品を売ることができるのです。
本書で紹介している「広告心理学」を知っていれば、高度なコピーライティングの知識も必要ありません。
・あなたの言葉を人に信じさせる方法
・人にレスポンスを返させる「ずるい」方法
・広告で絶対にやってはいけないこと
現代広告の心理技術101レビュー
以下より、「現代広告の心理技術101」を読んでみて、私自身が大きな学びになった点、実際の仕事やブログ運営で大いに参考にしている点をピックアップして概要をお伝えします。
あなたにとっても、今後の活躍のきっかけになり得る内容ですので、ぜひ参考にしてみてください。
ポイント① 実務レベルに落とし込める実例付き
「良い広告と悪い広告の一例」でもお伝えしましたが、本書には具体的な実例が掲載されているため、あなた自身の状況に置き換えて活用することが出来ます。
多くのビジネス本は、考え方やノウハウは豊富に紹介されていても、それらをどう活用すれば良いのかには触れていない、といったケースがよくあります。
だからこそ、実例があるというのはとてもありがたいんですよね。
実例があることにより、あなたが売りたい商品やあなたの状況にあわせたカスタマイズが可能となります。
私自身もこの実例を活用し、仕事やブログ運営にも大いに役立てております。
ポイント② 売れる広告を作るための6つの要素
本書には「影響力の6つの武器」なる項目があります。「影響力の6つの武器」の言われても何のことだかよくわからないのですが、言い換えると「売れる広告を作るための6の要素」ということになります。
その要素とは、
②好意の重要性
③権威
④返報性
⑤コミットメントと一貫性
⑥希少性
の6つです。
この6つを見ても意味が分からないと思うので、簡単に解説すると、
②好意の重要性とは、人は好きになった人の影響を受けやすいという心理
③権威とは、人は権威のある人の発言を無条件で信じやすいという心理
④返報性とは、人は恩義を感じたらそのお礼をしたくなるという心理
⑤コミットメントと一貫性とは、人は一度やると約束したらやらなければないけないと思う心理
⑥希少性とは、いわゆる「限定商品」などに人は興味を示しやすい
という解釈になります。
これら6つの要素を、いかにあなたの広告に活用していくのか?これを知っているかどうかで、成果に雲泥の差が生まれると言っても良いでしょう。
ぜひ本書で確認してみてください。
ポイント③ 売るためのメリットの伝え方
あなたの商品にも、必ずメリットがありますよね?そのメリットをどのように伝えれば良いのかは、極めて重要です。
本書では、そもそもメリットとは何なのか?という部分から解説しています。
とは言え、メリットとは何なのかなんて当たり前のこと過ぎますよね。「メリットとは商品の良い部分」なんてことは誰しもがわかりきっていることのように感じます。
しかし・・・
本書を読むと、そのメリットを多くの人が勘違いしていることがわかります。この勘違いによって、良い商品なのに全然売れないという現象が起こってしまうのです。
多くの人が勘違いしている「メリットの当たり前」をぶち破り、そしてメリットの正しい伝え方を知り、あなたの商品がぐんぐん売れていくようになって頂ければ幸いです。
現代広告の心理技術101のデメリット
ここまで現代広告の心理技術101の良かった点をお届けしてまいりましたが、逆に悪かった点も少なからずありました。
それは「翻訳に難あり」という部分です。
本書は元々が洋書です。ゆえに、翻訳に癖があって読みにくさを感じた部分がありました。
書いてある内容は素晴らしいのに、この翻訳はかなり勿体ないです。全く意味不明とまでは行きませんが、私の場合、サラっと読める感じではなかったです。
なので、本書にじっくりと向き合いながら、意味を理解しようとして読み進めなければならないかなという印象は受けました。
ただ、内容を理解したときの効果は極めて大きいので、本当に惜しい部分だなと感じます。
現代広告の心理技術101の評判や口コミ
ここで、現代広告の心理技術101の評判や口コミをご紹介します。
CV数を3倍にする3つの顧客心理
客は①何を悩んでいるのか?それを②どう思っているのか?解消する為に③なぜその行動をとるのか?
これを理解できると「買いたい」と思わせられる
3倍稼ぎたい人はRT
「現代広告の心理技術101」はアフィカスも
広告主も必読↓↓https://t.co/ESFejeZ9K3 pic.twitter.com/PzUiLFLHmD— 葵慎吾@伝説のアフィカス (@hal212223) October 12, 2022
今日のお勧め本
現代広告に心理技術101
ドルー・エリック・ホイットマン著あなたは商売をしていますか?
広告に興味はありますか?
もしイエスという方はぜひ本書を熟読下さい。
この本を何度も熟読してマスターすればあなたは一流の商売人になれます。#現代広告の心理技術101 pic.twitter.com/5v2ZFpkvEX
— フェレ@江戸小説執筆中 (@Ferret422) July 21, 2022
まとめ:広告業界で働いていた者としての感想
以上、現代広告の心理技術101のレビューでした。
実は、私自身もともと広告業界で広告の作成やマーケティングに携わっておりました。その時にはまだ本書には出会っておらず、顧客の前で良い提案ができなかったり、売上に結び付けられなかったりと状態に苦しんでいました。
本書と出会ったのは個人事業を始めた後であり、会社員時代に本書を読んでいたらもっともっと顧客満足度の高い広告を作れていたのかなと、今になって感じています。
今では、ブログ運営を含む個人事業で本書は大いに役立ってくれています。
・広告の反応が悪くて困っている
・売れる広告が作りたい
・人が物を買う時の心理を知りたい
・広告で絶対にやってはいけないことを知りたい
そんなあなたに本書はうってつけです。
ぜひ、本書を手に取り売り上げを爆増させる広告を作って頂ければ、私も嬉しいです。