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拓麻呂です。
ゴールデンウィークを構成する祝日のひとつ『憲法記念日』。
この憲法記念日が制定された由来や起源について簡単に解説してみたいと思います。
憲法記念日の由来
制定の理由
『憲法記念日』の意味は、その名が示す通り『憲法が制定された日』です。
憲法とは、現在の日本国憲法のことです。
日本国憲法は、昭和22年(1947)の5月3日に施行されました。
ただ、この段階では祝日とはされていませんでした。
後の昭和23年(1948)に施行された『祝日法』に基づき、5月3日が憲法記念日として祝日となりました。
憲法第一条には何が書いてあるのか?
憲法記念日の由来に関しては、これ以上お伝えすることは無いのですが、せっかくなので日本国憲法の第一条を見てみたいと思います。
第一条【天皇の地位、国民主権】
天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であって、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基づく
憲法の第一条は、その国柄(国体)、つまり国の根幹にかかわる大事なことを表していると言われます。
どんな国であれ、憲法を持つ国、全てに言えることです。
確かに日本は建国以来、約2000年の歴史を持つ現存する世界最古の国で、日本を建国したのが初代の天皇である『神武天皇』だとされています。
この辺の詳細は、コチラの記事に詳しいです。
そういった意味では、日本国憲法第一条は日本の国体を表現するに相応しい条文なのかなと思います。
ちなみに第二条は以下のようになっています。
第二条【皇位の継承】
皇位は、世襲のものであって、国会の議決した皇室典範の定めるところにより、これを継承する
昨今、天皇の継承問題が取り上げられているのを目にします。
これは、かなり大事な部分なので、皇位継承問題の基本を抑えたい方は、コチラの記事をご覧ください。
問題の憲法九条
いろいろと話題になっている憲法九条も見てみましょう。
第九条【戦争の放棄、軍備及び交戦権の否認】
①日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する
②前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない
長くて分かりづらいですが、一般的に問題とされている部分を赤字にしてみました。
簡単に言うと、もし仮に他国が日本を攻めて時に、このままの憲法だと自衛する手段が全く無いことになってしまうんですね。
2019年の時点では、日米安保条約があることで、体裁的には日本のバックにはアメリカがいるわけです。
つまり、なんとなくアメリカに守られてる感があるわけです。
ですが今後、日本というかアジアの諸問題から、アメリカは手を引いて行く可能性が強いと考えています。
そうなった時に、今のままだと、ロシアや中国、北朝鮮が武力を行使した時に、日本は丸裸も同然なわけで・・・。
改憲は必要だよね、という話になるのです。
まとめ
以上、憲法記念日の由来でした。
憲法記念日とは、現在の日本国憲法は施行された日を記念した祝日です。
改憲と護憲が叫ばれる昨今、より多くの日本国民が、憲法に興味を持つことも大事なのかなと思います。
では、今回はこの辺で!
ありがとうございました。