現在の世界中の国の中で一番古い国、それはこの日本です。
この事実を知らない方も多いのではないでしょうか?
この記事を読んだ後、是非ともご両親や兄弟、恋人、友達に、この事実を教えてあげてください。
日本が現存する世界最古の国であるという事実をお伝えします。
現存する世界最古の国『日本』
日本誕生から約2700年
では早速、日本はどのくらいの歴史がある国なのか見ていきましょう。
結論から言いますと、日本は約2700年の歴史を持っています。
様々な見解があるのですが、最も長く見積もると約2700年です。
『中国4000年の歴史って言うじゃん』
とか
『古代エジプト文明は紀元前3000年に存在したんじゃ??』
といった声も聞こえてきます。
確かに、その通りです。
日本より古い国は確実に存在しています。
しかし、ここでポイントになるのは、
『現存する』世界最古の国ということ。
では、このことについてお伝えしていきます。
現存する世界最古の国の根拠
今、日本で最も古い歴史書は『古事記』、あるいは『日本書紀』です。
この歴史書には、現在の天皇陛下のご先祖様、つまり初代天皇がご即位する経緯が書かれています。
それが、
約2600年前のお話です。
ちなみに最初の天皇を神武(じんむ)天皇と言います。
そして、この神武天皇がご即位して以降、天皇家の血筋は途切れることなく現在まで続いています。
この2600年前から続く王朝の連続性が『現存する最古の国』の根拠なのです。
なお、2月11日の建国記念の日。
この理由こそ日本書紀に基づいており、神武天皇が即位した日です。
(神武天皇が旧暦の正月に即位しており、現在の暦にすると、だいたい2月11日あたり)
つまり、現在の日本政府は神武天皇の即位を史実として認めていることになります。
しかし、これには様々な説が存在し、2600年の歴史を否定する見方もあります。
でも、いいんです。それでも日本は『現存する最古の国』だからです。
この件については、後ほどお伝えします。
次は『中国4000年の歴史』のカラクリをお伝えします。
他の国はどのくらい古いのか?
では、中国を例に見てみましょう。
『中国4000年の歴史』
有名なフレーズですね。
確かに中国大陸には『殷(いん)』や『周(しゅう)』など、2600年よりも前から国は存在していました
ただし、注意してほしいのは『殷(いん)』や『周(しゅう)』はとっくの昔に滅びており、現存はしていないのです。
その後も、三国志で有名な『魏』『呉』『蜀』、聖徳太子の時代の『隋』、ラストエンペラーで有名な『清』、他にも『唐』、『宋』、『元』、『明』など、数々の国が勃興しましたが、それらは全て王朝が断絶し滅びています。つまり現在では存在しないのです。
そして現在は『中華人民共和国』、これは毛沢東(もうたくとう)によって戦後に建国された国です。
実際は『中国70年の歴史』なのです。
ただし、誤解してほしくないことがひとつあります。
中華人民共和国は王朝の連続性で見た場合、歴史が浅いだけで、過去には様々な国が存在し壮大な歴史物語を紡いできたことは事実です。
秦の始皇帝、春秋戦国時代、三国志・・・国は滅びていますが、とっても魅力的で興味深い歴史が中国にもあることは忘れないでください。
ともかくも古代ローマ帝国、古代エジプト文明・・・
魅力的な歴史を持つこれらの古代国家も、全て現存はしていないのです。
日本建国に関する様々説
では、ちょっと前に触れた、日本の誕生時期に関する様々な説を見ていきましょう。
実際のところ、2600年説に対する反論は結構多いです。
何故かと言うと、神武天皇が神話世界の存在とされているからです。
さらに古事記、日本書記によると約1500年前に皇統が断絶している可能性があるんです。武烈天皇と継体天皇、このお二方の皇位継承時にやや怪しい逸話が残っているんですね。
この他にも、皇統断絶を匂わせる逸話はいくつか存在します。
ただ、皇統断絶も憶測の域を出ないと考えているので、ここでは参考にしません。
また、『日本』という国名が成立してない時期は、日本ではない!
なんて唱える学者さんもいます。
そうなると聖徳太子は日本人ではない!
ってことになるんですよね。
こういった学説もたいへん興味深く楽しいものですが、ここでは一旦、皇統断絶が無くて、初代神武天皇が架空の存在だったとしましょう。
実際、僕も神武天皇の存在は信じていますが、その即位が2600年前であった証拠は示すことが出来ません。
ただし、『初代』の天皇が存在しないなんてことは絶対ありえませんし、どこかのタイミングで必ず『初代』天皇の即位はあったはずです。
では、次に『初代』天皇が即位したタイミングに迫ってみましょう。
前方後円墳の出現
そのタイミングとは前方後円墳が登場した時期。
このような巨大墳墓が日本各地に作られたことが、統一王朝誕生の根拠になり得るのではないでしょうか?
教科書に出てくる『ヤマト政権』の誕生というやつです。
ちなみに、始めて登場した巨大前方後円墳は奈良県の『箸墓(はしはか)古墳』
この箸墓古墳はおよそ三世紀頃に作られたと言われています。この造営時期も様々な説があり多少前後しますが、おおよそ三世紀であることには間違いありません。
そうすると1800年くらい前には、天皇を中心とした統一王朝『ヤマト王権』が出来上がっていたことになります。
そしてその象徴でもある前方後円墳が、箸墓古墳以降、全国に広がっていきます。
この現象こそが、1800年前には天皇が即位していたことを物語っているのです。
ちなみに、大阪に大山陵古墳という全長480メートルもの巨大前方後円墳があります。
この古墳は面積では世界最大の墳墓とされており、エジプトのピラミッドや中国の始皇帝陵を上回る大きさを誇っています。
何はともあれ現存する最古の国
と、まぁこのように2600年~1800年と少々幅のある日本誕生の時期ですが、現存する世界最古の国であることは間違いありません。
ここで最古の国ベスト3をお伝えします。※2位以降は諸説あります。
【1位】
日本
2600年~1800年
【2位】
デンマーク
約1100年
【3位】
イギリス
約900年
このように、どっちにしても一番古い国であることには変わりありません。
日本神話から続いている日本の歴史
では、最後に重要なことをお伝えします。
日本にはたくさんの神社がありますね。
特に伊勢の神宮や出雲大社は有名ですが、これらの由緒ある神社は日本神話に登場し、神様がお祀りされた経緯が語られているのです。
世界にも古代の遺跡は沢山あります。日本の神社よりも遥かに古い遺跡も少なくありません。
しかし、神話に登場する建築物が今なお現役で、そこにご鎮座する神様が信仰されている国って少ないんじゃないでしょうか。
神話が現在と繋がるのが日本の歴史の特徴でもあるんです。
現存する世界最古の国『日本』
神話と現代が繋がる『日本』
僕たち、私たちの暮らす日本は、世界に誇る素晴らしい歴史を持つ国なのです。
他にも、日本に関する大切な情報をいろいろ記事にしていますので、興味のある方はぜひご覧になってみてください。