アメノミナカヌシ様とはどんな神様?ご鎮座する神社やご利益は?登場する神話は?

日本神話

「天之御中主神(アメノミナカヌシノカミ)」という神様をご存じでしょうか?実は、古事記に記された日本神話の最初に登場する神様です。

 

日本神話というと天照大御神(アマテラス)」あたりを想像する場合が多いかと思いますが、実はアマテラスが出てくるのはやや物語が進んでからで、それよもずっと前に登場しているの神様の人柱がアメノミナカヌシなのです。

 

アメノミナカヌシは最初に登場するだけあって、宇宙の創造神といった捉え方もされる偉大な神様です。御朱印集めをされている方は、是非ともそのご縁にあやかりたいところですね。

 

そんな、初めに現れた偉大な神様ですから、日本神話でもたいそう活躍なさるのだろうと思われますが・・・不思議なことに、最初に登場したらいきなり隠れてしまって、以降全く登場シーンがありません。

 

これは、どういうことなのか?

 

今回はそんなアメノミナカヌシ様の

プロフィール
登場する神話
祀られている神社やご利益

などをお伝えしていきます。

 

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アメノミナカヌシのプロフィール

アメノミナカヌシのプロフィール

【神名】
天之御中主神

【神格】
宇宙の根源神
(諸説あり)

【家族構成】
なし

【お祀りしている主な神社】
相馬中村神社(福島県)、秩父神社(埼玉県)、八代神社熊本県)など

【略伝】
古事記で最初に登場する神様で、大宇宙そのものを司る神様です。同じタイミングで登場したタカミムスヒとカミムスヒと合わせて「造化三神」の人柱に数えられています。「天」は宇宙、「御中」は中心、「主」は支配を意味し、宇宙の真ん中で大宇宙全体を支配している至高の神様と考えられています。

 

神秘性:★★★★★★
最初の神様なのに信じられないくらい登場シーンが少ないため、極めて神秘的な神様である。(詳しくは後述)

戦闘の強さ:★★★☆☆☆
如何せん登場シーンが少なすぎるので戦闘力は不詳と言うほかない。ただし根源神という偉大な神格を考慮し平均値の★3つとした。

登場頻度:★☆☆☆☆☆
詳しくは後述するが、とにかく登場シーンが少ない。悲惨なほどわずかである。

知名度:★★☆☆☆☆
一応、古事記の最初に登場する神様と言うことで全く知られていないわけではないと感じる。

スケールのでかさ:★★★★★★
宇宙そのものを司る神様であり、そのスケールはまさに宇宙規模と言えよう。

男前度:★★★☆☆☆
こちらも登場シーンの少なさから推測できる材料が皆無である。よって平均値の★3とした。

 

アメノミナカヌシのが登場する神話

それではアメノミナカヌシが登場する神話を見てみましょう。ここでお伝えする神話が古事記のは冒頭部分になります。

 

空と地面が初めて出来た時、一番最初に現れた神様、その名は「アメノミナカヌシノカミ」

その次にタカミムスヒノカミ、さらにその次にカミムスヒノカミ(カムムスヒノカミ)が現れました。 この三柱の神様は男女の性別がない神様ですが、すぐに隠れてしまいました。

以上、アメノミナカヌシが登場する神話の全てをお伝えしました。あんまりな感じではありますが本当にこれが全てです。

 

このように、登場したと思ったらすぐに隠れてしまい、その後2度と出番がありません。ちなみに、同時に登場した「タカミムスヒ」と「カミムスヒ」も一緒に隠れてしまいますが、この二柱は後々登場します。

 

なぜアメノミナカヌシがこのような扱いになっているのかには様々な解釈があるのですが、大宇宙そのものを司っていて宇宙の中心にいらっしゃる神様であまりにも崇高すぎ、人々の生活にもほとんど関わらなために、ほとんど登場しないとの考えもあります。

簡単に言うと、人々が関われるレベルの神様ではないということです。

 

ちなみに、宇宙の中心にいらっしゃると言う解釈から、北極星信仰と結び付けられる場合もあります。

 

三柱一組の神様の人柱は登場回数が少ない法則

すでにお伝えした通り、登場したと思ったらすぐに出てこなくなってしまったアメノミナカヌシ。ですが、こういった事象はなにもアメノミナカヌシに限ったことではないのです。

 

例えば、天照大御神(アマテラス)、月読命ツクヨミ)、建速須佐之男命(スサノオ)のいわゆる三貴子ですが、アマテラスとスサノオはたくさん登場しますが、ツクヨミだけは登場シーンがあるだけで、以降出番がありません。

 

また、木花之佐久夜毘売(コノハナノサクヤヒメ)の息子には、火遠理命(ホオリ)、火照命(ホデリ)、火須勢理命(ホスセリ)の三柱がいましたが、いわゆる山幸彦と海幸彦の神話にはホオリとホデリが登場するのみで、ホスセリノは出番が一切ありません。

 

以上の事例に当てはめてみると、アメノミナカヌシは、タカミムスヒとカミムスヒと合わせて三柱で括られます。しかし、タカミムスヒとカミムスヒには神話での登場シーンがあるにも関わらず、アメノミナカヌシだけが全くと言っていいほど登場シーンがありません。

 

このように・・・

  • アマテラス、ツクヨミ、スサノオ
  • ホデリ、ホスセリ、ホオリ
  • アメノミナカヌシ、タカミムスヒ、カミムスヒ

といったような「三柱一組で登場する神様は、そのうちの一柱がほとんど登場しなくなる」という法則が、古事記には存在するのです。

 

アメノミナカヌシ様はどこへ行ったのか?

ここまでお伝えした通り、アメノミナカヌシは以降全く登場しません。どこへ行ってしまったのかというと、今も宇宙の中心で宇宙全体を支配しているものと思われます。

宇宙のイメージ

 

ですが、少ないながらアメノミナカヌシがお祀りされている神社もあるため、もしアメノミナカヌシ様の御利益にあやかりたい場合は、ぜひお参りに伺ってみましょう。以下、アメノミナカヌシ様がお祀りされている代表的な神社をお伝えします。

 

アメノミナカヌシが祀られている神社

【アメノミナカヌシ様がお祀りされている神社】
秩父神社(埼玉県秩父市番場町)
東京水天宮(東京都中央区日本橋蛎殻町)
相馬中村神社(福島県相馬市中村字北町)
名草神社(兵庫県養父郡八鹿町)
阿智神社(岡山県倉敷市)
降松神社(山口県下松市河内)
八代神社(熊本県八代市妙見町)

ご利益は安産や長寿、学業上達、招福、出世開運、海上安全、技術向上、厄除け、病気治癒、養蚕守護など多岐に渡っています。

 

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アメノミナカヌシまとめ

以上、アメノミナカヌシについてでした。

 

古事記で一番最初に登場するにも関わらず、すぐに隠れて出てこなくなるアメノミナカヌシ様。謎めいていて不思議な感じがしますが、逆にそこが魅力でもあると感じます。

 

きっと、今も大宇宙の中心から日本の行く末を見守っていてくれることでしょう。

 

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最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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