日本書紀は古事記と同様に、日本神話や古代天皇のご事績を記した歴史書として知られています。
そんな日本書紀ですが、現状古事記関連の本はたくさん出版されている一方で、日本書紀に関する書籍は非常に少なく、あったとしても難しい専門書だったりと、なかなか手に取りづらくなっています。
ですが、日本書紀は「日本の正史」として位置づけられていますし、読んでみたいとお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、一般的に販売されている日本書紀関連の書籍の中から、特に入門用として活用できるおすすめ本を3冊に厳選してご紹介します。
入門書中の超入門用
普通であれば、日本書紀の内容をわかりやすい文章で読めるものを入門用とするかと思うのですが、本書は違います。
実は、本書では日本書紀の中身を読むことはできません。しかし、日本書紀の中身が読めないからこそ最初の一冊として強くおすすめしたいのです。
端的に行ってしまうと、本書はこれから日本書紀を読む方に向けた解説書で、日本書紀の基礎的な知識を対談形式で紹介しています。本書を事前に読んでから日本書紀に触れた方が、圧倒的に理解が深まるでしょう。
日本書紀は長いうえに、小難しい部分があるもの事実なので、いきなり読み始めると挫折してしまうケースも少なくありません。
なので、まずは本書で予備知識を身に着けたり、興味を持っておくのは、日本書紀を楽しむには非常に重要なのです。
本書を読むと、
といった部分を知ることができます。
日本書紀とは?日本書紀を読む意義とは?そして、日本の成り立ちと多くの人が知らない日本の誇れる真実とは?
ぜひ、あなたの目で確かめてみてください。
漫画でさくっと日本書紀を満喫
日本書紀に限ったことではないですが、歴史系の書籍にはどうしても「難しそう」という印象が付き纏いますよね。そんな時に大活躍するのが、やはり漫画です。
日本書紀は全30巻もの膨大な量を誇る歴史書なのですが、本書は約270ページ、しかもたった1冊にまとめられているところが大きなポイントです。
その分、要点を絞った内容にはなっているのですが、少ない時間でサクッと日本書紀を読んでみたい方は、ぜひ本書を手に取ってみてください。
漫画でがっつり日本書紀を満喫
先にご紹介した「マンガならわかる! 『日本書紀』」と同じく、本書も漫画で日本書紀を楽しみたい人向けの一冊です。
ただ、本書は分冊となっており1冊あたりのページ数がだいたい300~350ページくらいあるので、読み応えがあります。なので、こちらはがっつりと日本書紀を楽しみたい方に向いていると言えるでしょう。
全5巻まで予定されており、この記事を執筆している段階では4巻まで発売されています。
入門用の日本書紀おすすめ3選まとめ
以上、初心者向けの日本書紀おすすめ3選でした。
日本書紀は古事記に比べて書店での品数も少なく、その分入門用の書籍もなかなか見つけにくくなっています。
ですが、日本書紀は日本の正史として位置づけられており、「日本の歴史」を知る上では古事記よりも日本書紀を参照することが望ましいです。
ぜひ、古事記だけでなく日本書紀にも触れてみてください。日本人の精神や古代の歴史への理解がさらに深まっていきますよ。