本当は怖い『てるてる坊主』の由来!童謡の歌詞に秘められた恐怖

ご来訪ありがとうございます。

拓麻呂です。

幼少期に、てるてる坊主を作った経験のある方は多いのではないでしょうか?

僕は子供の頃、遠足の前日なんかに てるてる坊主を軒先に吊るしていたのを覚えています。

この『てるてる坊主』なんですが その発祥は非常に恐ろしいものなのです。

実は恐ろしいルーツを持つ、てるてる坊主の起源をご紹介します。

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恐怖のてるてる坊主

日本における てるてる坊主のルーツ

てるてる坊主は、もともと中国から入ってきたものです。

なので、中国で語られている伝承もあるのですが、それは後程お伝えするとして、まずは日本における恐怖の起源をお伝えします。

むかしむかし・・・

長く続く大雨に困っていた殿様のところへ 一人の坊主がやってきました。

その坊主は、祈祷を使い なんと、天気を晴れさせることが出来るそうです。

早速、殿様は坊主に祈祷を行ってもらいましたが、 次の日のなっても雨は降り続いたまま・・。

騙された!と怒りくるった殿様は坊主の首をはね、 白い布に包み、軒先に吊るしました。

すると、翌日には雨がやみ、 天候が回復したのでした。

これが日本に伝わる、てるてる坊主の 起源と言われる一つの説です。

ちなみに、てるてる坊主の顔は 天気が晴れたら書きこむのが 正しい作法です。

願いが叶ったら顔を書くのは ダルマに目を書き入れるのと 同じような風習なのかもしれません。

童謡の歌詞

『てるてる坊主 てる坊主♪』の歌詞で始める童謡をご存知かと思います。

この童謡の歌詞に、てるてる坊主の由来を印象付ける内容が含まれています。

この童謡は、全部で3番まであります。

(もともとは4番まであったそうです)

【1番】

てるてる坊主 てる坊主♪

あした天気にしておくれ♪

いつかの夢の空のよに♪

晴れたら金の鈴あげよ♪

【1番】

てるてる坊主 てる坊主♪

あした天気にしておくれ♪

わたしの願いを聞いたなら♪

甘いお酒をたんと飲ましょ♪

ここまでは特に問題はなく、なんとも微笑ましい内容になっています。

問題は、最後の3番です。

【3番】

てるてる坊主 てる坊主♪

あした天気にしておくれ♪

それでも曇って泣いてたら♪

そなたの首をチョンと切るぞ♪

どでしょうか?

やはり恐ろしい内容になっています。

てるてる坊主とは、人間の身代わりとなる一種の生贄の象徴なのです。

中国の伝承

てるてる坊主は、もともと中国から入ってきたものですが いつ頃伝わったのかは分かっていません。

中国の伝承では『掃晴娘(そうせいじょう)』という、折り紙で作った少女の人形が、てるてる坊主と同じ意味を持っています。

掃晴娘は、折り紙(切り紙)が得意な少女でした。

長雨が続き、天から生贄に捧げるようお告げがあり、彼女は皆を救う為の犠牲となりました。

その結果、箒(ほうき)で掃いたように雨雲が消え、空は晴れ渡ったそうです。

この少女を模したものを『掃晴娘』と言い、軒下などに吊るされていたそうです。

掃晴娘が日本に伝わった時期はハッキリしていませんが、今からおよそ千年前に描かれた『蜻蛉日記(かげろうにっき)』に、それらきし内容が書かれています。

今日かかる雨にもさはらで、同じ所なる人ものへまうでつ。

さはることなきにもと思ひ出たれば、或る者、女神にはきぬ縫ひてたてまつるこそよかんなれ。

しかしたまへとより来てさざめけば、いでこころみんとて、縑のひらな衣みつぬひたり。

簡単に現代風に言い換えると『雨が止まないので、ある者が「絹で縫ったものを祀ろう」と言うので、ひな人形の衣装を3つ作った』的な感じです。

これが『掃晴娘』のことを言っているのではないかとされています。

もしそうだとすれば、今から約1000年前の平安時代中期には、てるてる坊主の原型が日本に伝わっていた可能性があります。

現在の一般的なてるてる坊主になった時期はハッキリ分かりませんが、江戸時代には一般的に認知されていたようで『てり雛』『てり法師』『てりてり坊主』『てるてる』『てるてる法師『てれてれ法師』など、様々な呼ばれ方をしていたようです。

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まとめ

以上、てるてる坊主の由来でした。

その名が示す通り『てるてる坊主』は、晴天を祈祷するお坊さんを意味しています。

なので、首をはねられたお坊さんの逸話も、あながち間違っていないのでは?と思われます。

また、よくよく考えて見れば、てるてる坊主は首吊り状態ですし、 生贄や人身御供といった、何かしらの呪術的な要素は 含んでいるものと思います。

どっちにしても、てるてる坊主の起源は、呪術的な要素を含んだ、ちょっと不気味なものであったことは間違いないのではないでしょうか。

では、今回はこの辺で!

ありがとうございました。


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