歴史の失敗から学ぶことで開ける未来! ~織田信長の成功と失敗~

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実践編 歴史の体験談

ご来訪ありがとうございます。

『歴史に学べばいいって物でもない』拓麻呂でございます。

 

巷には『〇〇に学ぶ□□』というようなタイトルの書籍が溢れています。このような書籍を読み、その偉人の人生を参考にしようとする方も多いと思います。

 

実際、僕もそのような本を何度も読みました。

 

しかし、ここで注意してほしいことが一つあるのです。

 

歴史上の人物の生き方を参考にする場合、大きく分けて『成功例』と『失敗例』の二つがあります。僕が注意していることは、『成功例』は知識として持っておく程度に止め、『失敗例』を教訓とすることです。

 

では、何故『失敗例』を教訓とするのか?今回はその辺りを、ごお伝えします。

 

 

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~歴史上の偉人から学べる事~

偉人たちの成功例は参考程度に止めよう

まずは『成功例』について。これは先述のように、参考程度に止めることが大事です。

 

主な理由としては3つ

①現代とは時代背景、価値観が違う

②センスと地道な努力が必要

③運の要素もある

 

このような感じです。それでは織田信長の事績を例として、ひとつずつ解説いたします。

 

 

現代とは時代背景、価値観が違う

まず、偉人たちが成し得た『成功例』には現代とは必ずしも同じではない、その偉人が生きた時代背景や価値観と言ったものが存在します。

その時代背景、価値観に即した行動、あるいは全く反した行動を実践する事で偉人はたちは成功をおさめているのです。

 

例えば織田信長。

 

彼の生きた時代背景(戦国時代)は要約すると、室町幕府の権力が低下し、日本はほぼ無政府状態。

これが当時の戦国武将や一般民衆の常識であり、当時の時代背景ということになります。

 

当然、現代とは全く違った状況です。

 

基本的に戦国武将というのは、その常識の範囲内で行動をしています。

 

そして当時の配下に与える褒美は土地です。

 

無政府状態である時代背景を利用し、土地を拡大する為に戦国武将たちは隣国と争っているに過ぎないのです。

その結果として、勝ち残った武将たちが天下をかけて争うような構図が生まれているだけで、当時のほとんどの武将たちは天下統一など志してはいません。

 

そして、その時代背景の中で信長は『天下布武』をスローガンにして、武力による天下統一を推し進め、日本をまとめようとします。

 

これが当時の常識から逸脱した価値観です。

 

先進的な発想により、信長は天下統一目前にまで迫る偉業を達成できたのです。

 

その時代の価値観から一歩踏み出した発想と言うのは、世間の反感を生みます。

相当なエネルギーを要しますし、そのような発想ができ行動が伴うからこそ偉業が達成できるのです。

 

あえて信長の偉業から参考に出来る事と言えば、成功を収めるには時代の一歩先を読む、という程度に止まるでしょう。

 

センスと努力

結局は成功する人物にはセンスを磨き、相応の努力をしています。

信長は先見の明があましたが、相当苦しい状況も経験しています。(一向一揆の抵抗など)

 

苦しい状況を打開する為には、かなりの根気と努力が必要です。

 

しかし、この『努力』というものは偉人だから出来たことではありません。

僕のような一般人も努力することは出来ます。

 

つまり根気強く努力を重ねる事で、状況を打開することは可能な訳です。

 

また、先日ある方から非常に勇気づけられる言葉を頂きました。

『センスは磨けば光る!』

 

これは、とあるジャンルで結果を出している方から頂戴したお言葉です。これは真実だと感じました。

 

つまり、信長のような偉人でなくとも、努力を重ねる事でセンスは磨かれ、苦しい状況を打開できるのです。

 

 

運の要素もある

信長の場合ですと桶狭間の戦いが良い例でしょう。圧倒定期に不利な状況で、今川義元を破った有名な戦いです。

 

この勝利の要因は、周到な事前準備ももちろんありましたが、天候と言う運の要素が絡んでいたことも事実です。

 

たまたま暴風雨に見舞われたことにより、今川軍に気づかれることなく奇襲をかけ勝利できたのです。※諸説あり

 

運が味方しないと偉業は達成できない場合も多いのです。

 

 

~失敗例に学ぶ重要性~

では、続いて失敗例。こちらは、現代の我々が偉人から学ぶことのできる歴史です。

 

それは何故か?

 

失敗はその人の性格や時代背景に関係なく、誰でも経験することだからです

 

誰だって失敗なんてしたくありません。でも偉人であろうが凡人であろうが、人間は嫌でも失敗するのです。失敗や挫折の経験が無い人なんていないはずです。(多少いるかもしれませんが・・・)

 

失敗というものは、人間が持つ不変のものなんです。

 

織田信長も本能寺の変という大失敗により最後を迎えています。

 

信長は部下に恨みを買うような行動をしてきたことで、明智光秀に裏切られました。この失敗を参考に現代人は、人心を掴むためにはどのように行動すべきだろう?と考えることができるのです。

 

この失敗は性格や時代背景に関わらず、信長と同じような行動をとれば、誰にでも起こりうることです。

 

このように、偉人から学ぶことは、往々にして失敗例から得ることが大きいのです。

 

今回は信長を例に挙げましたが、歴史には沢山の失敗例が溢れています。

 

人間の心理とは、

成功したい<失敗したくない

なのです。

 

だからこそ、失敗に学ぶことが大事なのです。

 

過去の失敗から、未来を予測すること。

これが歴史に学ぶ真髄です。

 

歴史から何かを学び、人生に活かそうとする時は是非失敗例を参考にしてみてください。

きっと、日本の偉人たちがあなたの手を取り、向かうべき道を示してくれるはずです。

 

では、今回はこの辺で!ありがとうございました。