昔話の裏話!『金太郎』には続きがあった!金太郎は実在の人物

昔話の裏話

まさかり担いだ金太郎♪

桃太郎、浦島太郎と並び、日本の昔話を代表する『金太郎』。実は金太郎って、実在する人物がモデルになっているかもしれないのをご存じでしょうか?

さらに、相撲で熊を負かして終わる金太郎の昔話ですが、その続きがあることをご存じでしょうか?

 

この記事では、怪力男児『金太郎』の裏話をお届けします。

 

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金太郎のモデルになったのは『下毛野公時』

金太郎というのは幼名(子供の時の名前)で、正確には『坂田金時(さかたのきんとき)』と言います。しかしながら、坂田金時自体が実在したかは意見が分かれるところです。

 

実際は、『下毛野公時(しもつけぬのきんとき)』という人物が、坂田金時のモデルになったと言われています。つまり、金太郎のモデルになったのは、『下毛野公時』という実在した人物なのです。

 

この下毛野公時は、平安時代の有名な『藤原道長』に仕えており『相撲使』という役職に就いていました。

 

『相撲使』とは、現代の相撲の原型である『相撲節会(すまいのせちえ)』というお祭りを取り仕切る役職です。金太郎は力持ちで熊と相撲をとったという昔話は、この『相撲使』から来ていると思われます。

 

しかし、下毛野公時は18歳という若さで亡くなっています。早世した下毛野公時ですが、『坂田金時』と名前を変えて、凄まじい伝説を残すことになるのです。

金太郎

幼少期の金太郎

下毛野公時をモデルにしたとされる坂田金時(金太郎)は、天暦10年(956年)の生まれです。時代区分で言うと、平安時代の真ん中あたりです。

 

金時は、母親想いの優しい子供でありながら、非常にわんぱくでもあったようです。 この幼少期に熊と相撲をとったりしており、これがいわゆる昔話の金太郎ですね。この昔話の金太郎は、相撲で熊を負かして終わりです。

 

しかし、金時の活躍はこれで終わりではなく、この後に凄まじい展開が待っています。ここからは、昔話で語られない金太郎のその後のお話をお伝えします。

 

金太郎改め、頼光四天王の一人『坂田金時』

金時が20歳くらいの時、足柄峠で『源頼光(みなもとのよりみつ)』という人物に出会いました。

坂田金時が仕えた源頼光

源頼光は、簡単に言ってしまえば、当時の権力者と近い関係にあった武士の有力者。後年、源平合戦~鎌倉幕府あたりで登場する『源頼朝』とか『源義経』は、頼光と同じ一族です。

 

この出会いがキッカケで、金時は頼光に仕えることになります。この辺りで、名前を金太郎から『坂田金時』に改めています。

 

金時は誠心誠意、頼光に仕え、その実力を認められました。そして、頼光四天王の一人と呼ばれるようになります。(頼光四天王は、『渡辺綱』『坂田金時』『卜部季武』『碓井貞光』。4人とも武勇に優れた豪傑)

 

実は鬼退治をしていた金太郎

金時と頼光には、以下のような有名な鬼退治のエピソードがあります。

ある時、『京都の大江山で酒呑童子(しゅてんどうじ)が悪さをしている』という噂が聞こえてきました。『酒呑童子』とは、鬼の頭領です。

時の天皇は、源頼光に酒呑童子討伐を命じます。そして、頼光と四天王で討伐隊が結成されました。四天王の一人である金時も、当然参加しています。

 

頼光と金時たちは、討伐に来た武士であることを悟られないようにするため、修行僧に変装して酒呑童子に近づきます。

なんですが、酒呑童子は討伐隊が来ることを知って知っていました。怪しまれた頼光たちは、なんとかごまかそうと、一緒に酒を酌み交わし、場を和ませます。

 

そうこうしている内に、酒呑童子は酔っぱらって饒舌になり始めました。このチャンスに頼光たちは、神より賜ったお酒(神変奇特酒、睡眠薬だったと思われる)を振舞いました。

すると、酒呑童子は寝てしまいました。

 

頼光たちは、その隙に甲冑に着替え、酒呑童子の首をはねました。酒呑童子は生首になっても襲い掛かってきましたが、なんとか退治しました。

 

酒呑童子の首は、平等院の宝蔵に納められたと伝わっています。

伝聞によって多少の違いはありますが、おおよその内容は以上のような感じになります。

 

鬼退治というと、桃太郎の専売特許のように感じますが、実は金太郎も酒呑童子という鬼を退治をしていたのです。

 

そして、寛弘8年(1012年)、金時は九州の賊を成敗するため出立します。しかし、その道中で病に倒れ、帰らぬ人となりました。

享年55と伝わっています。

 

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伝承される昔話

以上、昔話 金太郎の裏話でした。

 

昔話と言うと、架空のおとぎ話と思われがちです。ですが、その逸話が出来たキッカケや人物がいるケースも少なくありません。

 

古くから伝わる伝承、子供のころに親しんだ昔話。それらをちょっと深掘りしてみると、案外おもしろいものですよ。

 

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