ご来訪ありがとうございます。
『大河ドラマの面白さは視聴率で計れない』と思う拓麻呂です。
おんな城主直虎、見てますか?
前評判はあまり振るわず、僕もそこまで期待していませんでしたが、蓋を開けて見たら意外と面白い。
特に高橋一生さん演じる小野政次が、かなりの人気を博しているようです。
しかし、8月20日の放送を持って、小野政次はこの世を去りました。
2000年あたりから大河ドラマは一部を除いてほとんど見てきましたが、小野政次の最後は大河史上屈指のインパクトを僕に与えてくれました。
高橋一生さん迫真の演技に、とんでもない衝撃を受けつつも、改めて確信したことがあります。
それは大河ドラマの面白さと、視聴率は必ずしも比例しないということです。
大河ドラマの視聴率
視聴率に踊らされないこと
大河ドラマの視聴率って結構話題になりやすいです。
記憶に新しい所では2012年の『平清盛』。
歴代大河のワースト視聴率をたたき出したことで、ネットのニュースなどでもよく取り上げられていました。
個人的には平清盛、嫌いじゃなかったんですけどね。
戦国時代と幕末ばかりが取り上げられる大河ドラマの中で、平安時代末期という貴族から武士の世へと移る過渡期に挑戦しただけでも称賛に値します。
日本史の中でも人気の戦国時代と幕末ばかりになってしまうのは、やっぱり視聴率を取りたいからなんでしょうけど・・・。
戦国時代の直江兼続を異様に美化した2008年の『天地人』
吉田松陰の妹を強引に主人公に据え、イケメン藩士をズラリと並べた2015年『花燃ゆ』
いくら人気の時代とは言え、こういった大河にするくらいなら、人気が無くても他の時代をきちんと描いてもらった方が、見応えがあります。
(天地人、花燃ゆファンの方、申し訳ありません。あくまで個人的な好みです・・)
そんな見応えを『おんな城主直虎』における、小野政次の最後に見る事が出来たのです。
超マイナー武将『小野政次』
おんな城主直虎を見る前から、小野政次という武将を知っていた人って少ないんじゃないかなと思います。
僕も歴史好きではありますが、井伊家の家臣に『小野』という武将がいる、程度の認識しかありませんでした。
ところが、毎週直虎を見て行くにつれ、高橋一生さん演じる『小野政次』に興味が湧いていきました。
諸説あるようですが『小野政次』は、どちらかと言えば悪者として語り継がれているようです。
ネタバレになるので詳しくは言いませんが、そんな政次がここまで支持され、その最後が多くの視聴者の心を震わせた・・・。
こういった所が大河ドラマの醍醐味であり、マイナーな人物、あるいは時代であっても見る者を感動させる歴史の面白さなんじゃないかと思うのです。
おんな城主直虎の視聴率
そんな政次の最後を描いたエピソードの視聴率は12.4%だったそうです。
少し前のエピソードでは危うく一桁になりかけたのだとか・・。
なので歴代の大河ドラマと比べると、決して高いとは言えません。
しかし、政次の最後を放送した直後、ネットでは『政次』や『但馬』、『高橋一生』といった小野政次に関するキーワードが急上昇しています。
それだけ、このエピソードに感動し、心を震わせた視聴者が多くいたということです。
12.4%という、大河の中では決して高くない視聴率であっても、最高の演技とストーリーで多くの人を惹き付けた『小野政次』、そして政次を見事に演じきった高橋一生さんに、心からの感謝と拍手を贈りたいと思います。
大河ドラマの楽しさは視聴率に比例しない
今回の記事は、高橋一生さんが演じた素晴らしい小野政次に感激して、思わず書き散らしてしまった記事です。
とにかく、それだけ心が震えた神回だったということです。
大河ドラマの視聴率は毎年話題になります。
しかし、その大河が好きだからこそ録画して、時間がある時にじっくり見る人。
その大河が楽しみで仕方ないから、事前にBSで見ちゃう人。
日曜8時という時間帯ゆえ、お子さんにチャンネル権があり、毎週録画して見る人。
大河ドラマの楽しみ方は人それぞれ。
今回の大河で改めて確信したこと・・・
やっぱり大河ドラマの面白さは視聴率で計れない。
是非、視聴率に踊らされることなく、あなたの好きな大河ドラマを思う存分楽しんでみてください!
では、今回はこの辺で!ありがとうございました。