ご来訪ありがとうございます。
拓麻呂です。
昨今、話題に事欠かない日韓関係。
ネットでも嫌韓が巻き起こっていますが、偏った目線になっていないでしょうか?
僕たちは日本人なので、どうしても日本目線になりがちです。
僕自身も、日本人としての主張は絶対に必要ですし、現状の問題は半島側の政治に問題があると思っています。
しかし、ネットの情報や書き込みに踊らされて、感情的に嫌韓やら断交やらを叫んでいては、韓国のやっていることと、たいして変わらないと思っています。
韓国はどのような歴史を持ち、どのような思考で反日を叫んでいるのか?
日本目線だけではなく、韓国側の目線に立って日韓関係を理解しなければ、日本が取るべき、ベストな選択肢は見えてきません。
そこで、ネットで騒がれているような視点からは一歩先の目線を持って、日韓関係を理解したい方にオススメの一冊をご紹介します。
日本人が知るべき東アジアの地政学
2025年 韓国はなくなっている?!
『2025年 韓国はなくなっている』
僕も含め、嫌韓な人からすると、思わず唸ってしまうフレーズです。
かなり衝撃的な副題の本書ですが、読み進めて行くうちに、なるほどと納得できます。
確かに近い将来、韓国は無くなっているかも・・・ということを理論的に解説しています。
この『韓国はなくなっている』という予測の根底にあるのが『地政学(ちせいがく)』です。
『地政学』とか言うと、なんか難しそうに感じるかもしれませんが、本書の冒頭で分かりやすく解説してあるので大丈夫です。
実は『地政学』って、日韓関係に限らず歴史を理解する上で、とっても重要なものなんです。
例えば、戦国時代の戦なんてのは、ほとんど地政学に基づいて争いが起こっています。
歴史を知ろうと思った時って、純粋に歴史(歴史学)を学べばいいと思われるかもしれませんが、本当は『地政学』とか『考古学』など、いわゆる隣接学問にも触れないと、本当の理解は出来ないんですよね。
本書は『地政学』の観点から『歴史学』、つまり日韓の歴史認識の問題に迫った一冊です。
そういった意味で、本書は普通の嫌韓本とは一線を画するものです。
韓国の反日思想の歴史的背景
反日無罪などと言われている韓国ですが、そこには歴史的な背景が大きく影響しています。
いわゆる『慰安婦問題』、『徴用工問題(募集工問題)』など、なんとなく大東亜戦争時の諸問題が関係しているんだろうなという気がします。
しかし、反日に至る韓国の国民感情は、もっと昔の歴史が影響しています。
実は、韓国が辿って来た暗い歴史が深く影響しているのです。
戦後70年くらいで沸き上がって来た政策、感情ではないのです。
これは日本の歴史にもいえることですが、現在に直結している近代史を知っておけばOKみたいな論調は誤りだと考えています。
これだと、表面的な歴史の流れしか理解できません。
それこそ、暗記主義のつまらない歴史の授業です。
その国(民族)の国民性や思考というのは、何百年、何千年という歴史の中で形成されてきたものです。
それが、現在の国民性です。
本書では、韓国がなぜ反日なのかを、朝鮮半島が辿って来た歴史を俯瞰しながら紐解いていきます。
一方的な嫌韓にならないためには、相手の歴史を知るのがとても重要です。
各国の思惑
日韓関係と言えど、単純に日本の韓国の国際問題というわけではありません。
そこには、周辺各国の思惑が渦巻いています。
北朝鮮、中国、ロシア、アメリカ。
これら、周辺諸国の思惑が絡み合いながら、日韓の問題は動いています。
単純に国交断絶と言っても、その先には各国の利害関係があります。
仮に断交したとしても、その先にある各国の情勢はどうなるのか?
ここを予測せずに、ただ断交やら嫌韓を叫んでいても、それは目先の状況だけしか見ていない感情論です。
それこそ、反射的に反日を叫ぶ韓国と同じ思考です。
日韓は関わらない方向に行くのが、お互いにとって有益ではあると思いますが、断交した場合に生ずる各国の利害には目を向けなければなりません。
これが本当の意味での、日本の国益を考えるということなのではないでしょうか。
本書では、周辺各国(日本、韓国、北朝鮮、中国、アメリカ、ロシア)の政治的な思惑も含め、丁寧に解説しています。
日韓の問題が、各国の思惑の中でどう推移していくのか、ちょっと先の未来を知り、あなたなりの考えを持つことができますよ。
本当に目を向けなければいけない相手
昨今は、韓国との問題ばかりが取り上げられています。
まぁ、実際に問題が起こっているので仕方ないとは思います。
僕も韓国のやり方には、憤りも感じます。
なんですが、本来日本が対峙していかなければいけない相手は、中国であり北朝鮮だと思っています。
ネットの情報や意見に踊らされることのないように、一歩先の視野を持って冷静に日韓関係を理解したいあなたにこそ、本書をオススメしたいです。
相手を知った上で日韓関係を、そしてその先にある国際関係を見ることで、本当の意味での日韓関係を理解することができますよ。
では、今回はこの辺で!
ありがとうございました。