紫式部日記おすすめ本5選【現代語訳付きや漫画で子供から大人まで楽しめる入門書】

オススメの歴史本

紫式部日記を読んでみたいとお考えですか?

 

紫式部の代表作と言えば源氏物語ですが、彼女の残したもうひとつの文学作品「紫式部日記」もたいへん面白く源氏物語には無い魅力があるので、ぜひぜひオススメです。

 

とは言え、約1000年前に書かれた作品ですし、「昔の言葉がわからない自分に読めるのだろうか?」という不安も感じますよね。

 

そこでこの記事では、現代語訳になっていたりマンガになっていたりで、初心者でも120%楽しめる紫式部日記入門書を5冊ご紹介します。

これから紫式部日記を読んでみたいとお考えの場合は、ぜひ参考にしてみてください。

 

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紫式部日記を読むとわかる興味深い事実

紫式部日記は、源氏物語ではわかり得ない紫式部のプライベートな部分が垣間見える作品です。

紫式部日記でわかることを具体的に挙げると・・・

・紫式部はがどんな考えを持って生きていたのか?
・紫式部は周囲の人間をどう見ていたのか?
・彼女が仕えていた彰子の出産の時とその後の宮廷の雰囲気はどうだったのか?

などなど。

 

実は、源氏物語を読んだだけでは作者が誰なのかはわからないのをご存じでしたか?紫式部日記を読むことで、源氏物語の作者が紫式部だということが初めて分かるのです。

また、紫式部と清少納言がライバルだったと言われる所以は、紫式部日記の記述が元になっています。

 

こういった興味深い内容満載なのが「紫式部日記なのです。

 

おすすめ①マンガで楽しみたい方向け

【こんな人におすすめ】
活字が苦手、マンガで気軽に紫式部日記を読みたい人におすすめ
【書籍データ】
書名:人生はあはれなり…紫式部日記
形態:単行本(ソフトカバー)
項数:206ページ

本書は紫式部日記に書かれている紫式部の心情が面白おかしく漫画で表現されているので、クスクスと笑いながら最後まで読め進められます。

 

さらに、現代人も共感できる内容目白押しなので、歴史の知識が無くても大丈夫です。なお、どちらかというとギャグ漫画っぽいノリになっています。

 

紫式部日記の中身全てを網羅しているわけではないのですが、面白い部分や有名なエピソードなどはほとんど網羅されているので、紫式部日記ってどんな感じなのかをサクッと知ることもできます。

まずは、漫画で作品の雰囲気を掴んで、それから本格的な本に触れてみるのも良いですね。

入門用として非常に適した一冊です。

 

おすすめ②綺麗なイラストと物語が好きな方向け

【こんな人におすすめ】
美麗なイラストが好き、物語風に紫式部日記を読んでみたい
【書籍データ】
書名:紫式部日記 天才作家のひみつ
形態:新書
項数:176ページ

本書の特徴は綺麗なイラストと共に、紫式部日記を物語っぽく読めるということです。

紫式部日記の一部を抜粋し、紫式部が主人公のような小説風に仕上げられているので、共感や感情移入がしやすいように感じました。

 

また、全ての漢字に読み仮名が振ってあるので小さいお子さんでも安心して読めますし、親御さんがお子さんと一緒に楽しむことも十分可能です。

 

紫式部日記の全編ではなく一部が切り取られた体裁になってはいるのですが、本来の紫式部日記から伝わる「内気な紫式部」の感じが物凄く伝わってきます。

なので、紫式部の人となりがよく分かる、入門書に非常に適した一冊と言えるのではないでしょうか。

 

オススメ③スタンダードに紫式部日記を読みたい方向け

【こんな人におすすめ】
活字で紫式部日記を読みたい人、原文も見てみたい人におすすめ
【書籍データ】
書名:紫式部日記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典
形態:文庫本
項数:261ページ

初めて紫式部日記を読むけれど、漫画はちょっとな・・・という方にオススメな1冊です。

また本書は「ビギナーズ・クラシックス 」というシリーズで、様々な古典を初心者向けにシリーズ化しているので、とても安定感があるのが特徴です。

 

内容は現代語訳+原文で構成されており、各エピソードに対する解説も付いています。また、巻末には紫式部日記自体に関することや作者の紫式部に関する解説もあるので、いろいろな知識を得ることが可能です。

 

あくまで入門書なので紫式部日記全編が網羅されておらず、有名な部分だけをピックアップしてあるのですが、逆にそのくらいの分量の方が入門用としては適していると感じます。

ですが、初めての方にはちょうど良い分量です。

まずはこの本で、紫式部日記の作品の雰囲気を掴んでみるのがオススメです。

 

おすすめ④どうせ読むなら最初から全編読みたい方向け

【こんな人におすすめ】
紫式部日記の全編を読みたい人、原文も読みたい人
【書籍データ】
書名:紫式部日記 現代語訳付き
形態:文庫本
項数:399ページ

初心者だけど、とにかく全部読んでみたいという方にオススメの1冊。

本書の構成としては、前半に原文が全て載っていて、後半に現代語訳で全編掲載しています。なので、とりあえず全部読んでみたい場合には最適です。

 

また、本書の大きな特徴として、紫式部日記に登場する全ての人物が紹介してあり、各人物の簡単な略歴が付いています。各人物の関係を把握するのに役立つので非常にありがたいです。

 

かなり本格的な書籍なのですが、現代語訳は決して難しくないので、入門用としても十分通用するでしょう。

 

また、前述のビギナーズクラシック同様、紫式部自身に関する解説と、紫式部日記に関する解説が、さらに詳しく書かれています。紫式部日記を全部盛りで楽しみたい方は本書がおすすめですね。

 

おすすめ⑤読み物として楽しみたい方向け

【こんな人におすすめ】
読み物として楽しみながら紫式部日記の雰囲気を楽しみたい人
【書籍データ】
書名:紫式部ひとり語り
形態:文庫本
項数:320ページ

最後にご紹介するのは、ちょっと変化球気味の一冊です。

「紫式部ひとり語り」という書名の通り、本書は紫式部がその半生を振り返りながら、思い出を語っているような体裁書かれています。

 

なので、厳密には紫式部日記の現代語訳本ではないのですが、紫式部日記の記述を元にして書かれている箇所が結構あります。

読み心地としては「紫式部日記のこの記述には紫式部のこんな気持ちが込められていたんだろうな」という「紫式部の心情」の部分を深掘りしている感じです。

 

このような後世になっていることから紫式部の人物像を知れるため、結果的には紫式部日記から読み取れる「紫式部の人間性」はよく伝わってくるように感じました。

きっと読まれる方によっては、おもいっきり共感できると思います。

 

ただし、あくまで「紫式部日記の記述を元にしている」ので、紫式部日記を理解するというよりは読み物として楽しむのがおすすめです。

 

紫式部日記おすすめ5選まとめ

以上、初心者におすすめな紫式部日記5選をお届けしました。

 

現代の小説でもそうですが、ある作家さんの作品を読んでファンになり、同じ作者さんが書いているエッセイも読んでみたくなることがあると思います。

それと同じような感覚で、源氏物語が好きな方が作者である紫式部のエッセイを読んでいるような感覚で読めるのではないかと思います。

 

筆者的は、源氏物語よりもむしろ紫式部日記の方が好きだったりします。

「約1000年前を生きた一人の女性の想いが時を超えて現代に蘇る」かのように、源氏物語からは伝わってこない等身大の紫式部が垣間見れるからです。

 

そんな素敵な紫式部日記を、ぜひあなたも楽しんでみてください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。