日本国紀レビューとおすすめポイント!批判アンチは気にする必要なし

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オススメの歴史本
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ご来訪ありがとうございます。

拓麻呂です。

 

この記事では、今こそ日本を知りたいとお考えの大人にオススメしたい歴史本の1冊をご紹介します。

その一冊とは、いろいろと話題になった『日本国紀』です。

 

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日本国紀

アンチが多いことこそ面白さの証明

2018年末頃から、何かと話題になっている『日本国紀』。

支持する人も居れば、猛烈な批判をする人もいます。

 

ですが、批判する人が多いという事は、それだけ人の心に刺さる内容だっていうことです。

何とも思わなければ、支持も批判もないはず。

 

なので、支持者も多くて、さらに批判も多いっていう事実こそ『日本国紀』の面白さの証明ではないかと思います。

 

そんな『日本国紀』を通読してみたレビューと、おすすめポイントをお伝えします。

 

物語を楽しむように読むことが出来る

学生時代の歴史の授業。

僕は、出来事だけが無味乾燥に並んだ歴史の授業は大嫌いでした。

年号の丸暗記で、意味の分からない難しい言葉がたくさん出てきて全く面白さを感じなかった・・。

そんな記憶がありませんか?

 

歴史がつまらなくなってしまう理由って、ここにあると思うんですね。

 

一般的に売られている書籍でも、学者さんが書いたものなんかだと、学術論文っぽくて読んでいて凄く退屈に感じたり・・・。

歴史って『学問』として学ぼうとすると、やっぱりつまらないものになってしまうんです。

 

そういった観点で『日本国紀』を見てみると、歴史の授業や教科書、難しい一般書籍とは一線を画しています。

 

やはり、著者ご自身がベストセラー作家さん(百田尚樹さん)なので、とても読みやすくて、さらに日本の通史を楽しみながら読み進めることができます。

 

日本の歴史を学び直したいと考えた場合、日本の誕生から現在に至る全体の流れをサクッと把握したいとお考えなのではないでしょうか?

 

そういった意味では、読んでいて退屈に感じるような本ではダメですし、教科書的な無味乾燥なものでは面白くありません。

 

日本の通史を楽しみながら読み進めることが出来る。

これは、やはり作家さんが書いた通史だけあって、他の歴史書には無い大きな特徴です。

ここが一番のおすすめポイントですね。

 

日本の良い所、悪い所

『日本国紀』には、日本の良かった歴史、悪かった歴史が両方書かれています。

 

淡々と通史を語るのではなく、『日本には、こんな素敵な歴史があったんだね!』という部分があり、日本人が日本を好きになれる、あるいは、日本人だったことが嬉しくなる出来事が書かれています。

 

こういった部分も、これから歴史を学びなおそうと考えている方が、楽しく日本の歴史を知る上では、とても重要かなと思います。

 

一方で、反省すべき悪い部分も書かれています。

 

実は、これが重要で、良い所ばかり列挙していると、逆に怪しく感じたりとか、単なる日本を称賛する書なのかなと思ってしまったりします。

 

反省すべきところを知ることは、これからの日本がどうあるべきかを判断する材料にもなります。

 

称賛だけだと、また同じ過ちを繰り返してしまいます。

日本の歴史の良い所だけでなく、悪い所をキチっと書いていることが逆に好感を持てました。

 

通史を網羅しつつも近現代が多め

『日本国紀』は、全体の半分くらいまでで明治維新が終わり、残りの半分は明治~現代までの近現代史になっています。

 

ここは、好みの分かれる所かなと思います。

 

例えば、源平合戦のことが深く知りたいとか、戦国時代に興味があるっていう場合ですと、ちょっと物足りないかもしれません。

 

通史として日本史を書いた一冊ではあるものの、今の僕たちに直接関係しているからこそ近現代史に多くのページが割かれているのかなと思います。

 

著者ご自身も、近現代の部分を一番書きたかったと仰っているので、その分、力の入った内容になっていて、読んでいて一番楽しかったです。

 

逆に言えば、昨今の国際的な歴史認識の問題とか、そういった部分を楽しみながら読みたいという方にはオススメです。

 

あくまで日本としての立場から書かれているので、日本人としては痛快な内容になっています。

 

よく指摘されていること

『日本国紀』は、出典が記載されていないとか言われているみたいです。

でも、出典を気にして読む人なんて、歴史マニアだけでしょう。

 

一般に歴史を知りたいなと思って、日本国紀を手に取る人は出典なんか気にしないと思います。

 

そういった出典うんぬんと言う考えが、歴史を学術的でつまらないものにしていると僕は思います。

 

学者さんではなく、作家さんが書いた通史というところにこそ『日本国紀』の一番の魅力があると思っています。

だからこそ、学術的でなく楽しく読めますし、これから歴史を学びなおしたい社会人の方が、その入り口にするには最適な本だと感じています。

 

『日本国紀』はあくまで入り口であって、その後に多くの日本人が日本を知り、歴史に興味を持ち、現在の歴史認識含め国際問題をどう考えるか重要だと思います。

 

小説を読むように、日本の歴史を物語として楽しむ。

 

これが『日本国紀』という一冊なのかなと思います。

これから日本の歴史を学びなおしたい大人の方には、ぜひともオススメしたい一冊です。