お盆には先祖の霊が帰ってくると言われています。
また、お盆は真夏の行事でもあるので、怪談話が盛り上がる季節でもあります。
実際に心霊体験をしたこともあり、20代の頃には多くの心霊スポットに足を踏み入れた僕が、お盆にオススメの怪談話のやり方をお伝えします。
このやり方は、あの世と交信が出来ると言われる恐怖の方法なのです。
※この方法を実行する場合は、自己責任でお願い致します・・・
オススメの怪談話のやり方
では、あの世と交信する方法をお伝えします。
とは言っても、何か特別なことをする訳ではありません。
怪談話をしている風景を思い出してみてください。
真っ暗闇の中、中央に火を灯したロウソクを立て、そこを中心に円で囲むように参加者が座っている風景。
怪談話をする時のイメージって、だいたいこんな感じなのではないかと思います。
実は、このイメージ通りに怪談話をすればOKです。
このやり方は、怪談話をする上で、とても理に叶っているのです。
ポイントとなるのは、中央に配置したロウソクです。
一本のロウソクに火を灯した状態、つまり、一つだけ火が灯っている状態ですね。
これを一つ火と言います。
この一つ火を灯すという行為そのものが、あの世と交信する方法だと言われています。
日本では古来より、一つ火をずっと見つめているとあの世の景色が見えるとされ、一つ火は不吉なものとされてきたのです。
一つ火を回避する日本の作法
このように、日本では一つ火は不吉なものとされてきました。
そして、不屈な一つ火を回避する方法も存在しています。
例えば、葬儀の際、遺影や棺桶の周囲にロウソクが立てられている風景を見たことがありませんか?
この時は、必ず左右対称に2本のロウソクが立てられています。
つまり二つ火です。
また、仏壇や神棚などでも、必ず左右対称に二つ火を灯します。
この二つ火が、あの世との交信を回避する方法だと言われています。
つまり、葬儀の祭壇や仏壇など、死者を弔う場面では、あの世と現世が繋がってしまわないよう、必ず二つ火を灯すのです。
日本神話でも語られる一つ火の恐怖
そして、一つ火に関しては、日本の神話でも語られています。
イザナキ(イザナギとも)という神様が、あの世である黄泉の国(よみのくに)に赴きました。
亡くなった妻のイザナミに会いに行く為です。
大きな扉越しに会話するイザナキとイザナミ。
イザナミの姿を見ようとイザナキは扉を開け中を覗きますが、真っ暗で何も見えません。
そこでイザナキは頭に差していた櫛の歯を1本折り、火を灯しました。
つまり、一つ火を灯してしまったわけです。
すると、ウジにまみれ、変わり果てたおぞましい姿のイザナミの姿があったのです。
これが、一つ火を不吉なものとする理由であり、あの世と交信する方法の根拠でもあります。
まとめ
以上、お盆にオススメな怪談話の方法と、あの世と交信する方法でした。
一つ火は、古来より不吉なものとされてきました。
なので、一つ火を灯して怪談話をするという方法は、ある意味正しいやり方なのです。
もし、一つ火を灯して怪談話をする時は、自己責任でお願いします。
その他、古来から伝わる日本の風習や伝承についても記事にしています。ぜひコチラもご覧になってみてください。