中公文庫「日本の歴史」全巻を一覧&目次付きでご紹介【通史で学びたい方にもおすすめ】

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オススメの歴史本

この記事では、日本史をより深く学びたい方のために、日本の歴史をじっくり学べるおすすめ書籍をご紹介します。

その書籍とは中公文庫『日本の歴史』です。

 

今から50年以上前に出版された本ではありますが、現在の日本史研究のバイブルになっている名著で、本書の内容が現在の日本史の下敷きになっていると言っても過言ではありません。

つまり、本書に書かれていることをまず知っておくことは、日本の歴史を語る上で絶対外せないのです。

本書を読んだ上で、現在の最新研究の成果を知ることは、とても意味がありますし、過去の歴史研究に触れることで、見識も大きく広がります。

 

本書は全26巻+別巻で構成されており、やや長いのですが、まずはご自身の興味のある時代を手に取ってみるというのもオススメです。

 

本記事では、全巻を一覧で紹介しつつ、各巻で取り扱っている時代区分、目次を記載しましたので、選ぶ際の参考にしていただければと思います。

 

通史で学びたい方も、お目当ての時代をピンポイントで学びたい方も、是非あなたの学びお役立てください。

 

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1巻【神話から歴史へ】

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【著者】井上光貞

【頁数】593ページ

【収録内容・時代区分】
・日本神話(古事記・日本書紀)
・旧石器時代
・縄文時代
・弥生時代
・古墳時代
・飛鳥時代前期(仏教伝来まで)

【目次】(本書目次より一部引用)
●日本の神話
豊葦原瑞穂国/日の司祭者/国づくりの英雄たち/天孫降臨

●石器時代の日本
旧石器時代の発見/狩猟・漁撈の時代/農業のはじまり

●歴史のはじまり
北九州の国々/女王卑弥呼の時代/邪馬台国論争

●謎の世紀
神武天皇/崇神天皇/騎馬民族説/古墳の発生/前期古墳の発掘/倭建命の物語/神功皇后と朝鮮の記録

●最初の統一王朝
応神天皇の出現/古墳は語る/大陸文明の摂取/応神王朝の落日

●古代国家への歩み
磐井の反乱/蘇我氏の擡頭/仏教伝来

【概要】(本書装丁より引用)
第二次大戦後、画期的な進歩を示した歴史学と発掘成果いちじるしい考古学とは、古事記・日本書紀の世界に、まったく新しい光を投げかけた。これら諸学を総合的に協力させることにより、従来の歴史書には見られない鮮明さで、古代日本はその姿を現すこととなった。巻末に森浩一「四十年のちのあとがき」を付す。

 

2巻【古代国家の成立】

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【著者】直木孝次郎

【頁数】503ページ

【収録内容/時代区分】飛鳥時代

【目次】(本書目次より一部引用)
新王朝の出発/保守派物部氏の没落/推古女帝/聖徳太子の立場/日出ずる国からの使者/いかるがの大寺/クーデターの前夜/改新断交/難波の都/悲劇の皇子/蝦夷征討と百済救済/額田王女と近江朝廷/壬申の乱/大君は神にしませば/二上山の歎き/藤原宮のさかえ

【概要】(本書装丁より引用)
飛鳥に根拠をおいた天皇家は、豪族から一段優位な地位を確保しつつ統一国家を組織してゆく。大化改新、壬申の乱など緊張したドラマ豊かな上昇期を、微妙な一瞬にいたるまで再現し、聖徳太子、蘇我馬子、天智天皇、持統女帝など卓越した人物たちの立場を明らかにしてゆく。

 

3巻【奈良の都】

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【著者】青木和夫

【頁数】585ページ

【収録内容/時代区分】奈良時代

【目次】(本書目次より一部引用)
国家と百姓/律令公布/平城遷都/あいつぐ女帝/貴族の生活/郡司の館/家族と村落/村人の日々/和同開珎/長屋王と藤原氏/聖武に光明/大仏開眼/大唐留学/正倉院宝庫/恵美押勝/道鏡と女帝
【概要】(本書装丁より引用)
日本古代の展望台に到達し、国号を日本と定めた朝廷は、律令制度を完成し、国富を集中して華麗な奈良の都を造る。貴族は惜しみなく富を七堂伽藍にそそぎ、民衆は悲喜交々の歌を万葉に託す。貴族と民衆の織りなす史劇を、古代人の心にわけ入って構成しながら、奈良時代の実像に迫る。

 

4巻【平安京】

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【著者】北山茂夫

【頁数】567ページ

【収録内容/時代区分】平安時代前期

【目次】(本書目次より一部引用)
女帝没後の政局/桓武天皇の登場/征夷大将軍坂上田村麻呂/平安京の建設/平城上皇の変/内裏・院・神泉苑/最澄と空海/王朝の詩人たち/応天門の炎上/関白藤原基経の執政/多恨の歌人在原業平/受領と郡司・百姓の抗争/時平と道真/古今の時代/東の将門と西の純友/天慶年間の大乱/天暦の治/天皇親政の終焉

【概要】(本書装丁より引用)
光仁・桓武父子の登極によって安定をとりもどした皇室は征夷に力を注ぐ一方、千年の都平安京を作り出した。そして詩宴・仏事・歌合と王朝絵巻をくりひろげる間に、地方では浮浪人が続出し、藤原氏は徐々に権力を高めていく。律令体制崩壊の過程を壮大に叙述。

 

5巻【王朝の貴族】

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【著者】土田直鎮

【頁数】553ページ

【収録内容/時代区分】平安時代中期

【目次】(本書目次より一部引用)
源氏物語の世界/安和の変/道長の出現/家族と外戚/身分と昇進/中宮彰子/一条天皇の宮廷/清少納言と紫式部/儀式の世界/日記を書く人々/栄華への道/望月の歌/怨霊の恐怖/公卿と政務/刀伊の襲来/盗賊・乱闘・疫病/平安貴族の衣食/法成寺と道長の死/浄土の教え/欠けゆく月影

【概要】(本書装丁より引用)
源氏物語はどのような世界から生まれたのか。藤原道長はどんな布石によって天皇家外戚の地位を完成したのか。洗練の極みを誇りながら権勢の争いに明け暮れた平安貴族の生活と思想を、御堂関白記・小右記などの史料を駆使して鮮かに浮き彫りにする。

 

6巻【武士の登場】

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【著者】竹内理三

【頁数】559ページ

【収録内容/時代区分】平安時代後期~源平合戦

【目次】(本書目次より一部引用)
東国の反乱/前九年の役・後三年の役/武者の家/農村の変貌/荘園の経営/後三条天皇の新政/院政はじまる/東の源氏/西の平氏/完成する荘園体制/法皇と僧兵/保元の乱/平治の乱/平清盛と平氏政権/奥州藤原氏/孤立する平家/内乱から源平合戦へ

【概要】(本書装丁より引用)
平安末、東西の辺地から武士が登場する。彼らは「兵の道」を重んじ、たび重なる戦闘を通じて勢力を養い、貴族の権勢欲に巻き込まれつつも、保元平治の乱・源平合戦をへてついに武家政権への道を開く。この劇的な過程を社会の根底から解明する。

 

7巻【鎌倉幕府】

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【著者】石井進

【頁数】565ページ

【収録内容/時代区分】鎌倉時代前期

【目次】(本書目次より一部引用)
日本中世の開幕/東の国々/鎌倉殿の誕生/政治家頼朝の成長/東西武士団の群像/天下の草創/鎌倉幕府の新政治/貴族文化の革新/悲劇の将軍たち/『平家物語』の達成/承久の乱/北条執権政治/親鸞と道元/東への旅・西への旅

【概要】(本書装丁より引用)
伊豆の流人にすぎなかった源頼朝が、ついに武家の棟梁となりえた秘密は何か。こうして頼朝の下に集結した東国武士団の政権鎌倉幕府は、承久の乱を勝ちぬいて新しい時代を開いた。その発生から確立にいたる躍動の経緯をいきいきと描く。

 

8巻【蒙古襲来】

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【著者】黒田俊雄

【頁数】579ページ

【収録内容/時代区分】鎌倉時代後期

【目次】(本書目次より一部引用)
はるかなるジパング島/禅か法華経か/文永の役/弘安の役/神国日本/得宗専制政治/遍歴の僧団/漂泊の文芸/一味同心する農民たち/地頭と領家の対決/分裂する天皇家/御家人政制の破局/悪党横行/主上御謀反/楠木合戦/鎌倉の最期

【概要】(本書装丁より引用)
二度の蒙古軍の襲撃という初めての外圧、日蓮・一遍らの新仏教の胎動、天皇家の分裂な ど、鎌倉中期・後期へと深まりゆく中世は、変革のたかまりの時代でもあった。新しい体 制を求めて激しい抗争を繰り返す公家・武家・農民らの赤裸々な姿を、多面的で複雑な時代相のなかにとらえてゆく。

 

9巻【南北朝の動乱】

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【著者】佐藤進一

【頁数】557ページ

【収録内容/時代区分】建武政権~南北朝時代(室町時代前期)

【目次】(本書目次より一部引用)
公武水火の世/建武の新政/新政の挫折/足利尊氏/南北朝の分裂と相剋/動乱期の社会/直義と師直/天下三分の形勢/京都争奪戦/南朝と九州/苦闘する幕府政治/守護の領国/名主と庄民/室町殿/王朝の没落/日本国王

【概要】(本書装丁より引用)
【最大30%還元】本のポイントキャンペーン宿願の幕府打倒に成功した後醍醐天皇は、旧慣を無視して建武の新政を開始した。しかしそれは、もろくも三年にしてついえ、あとに南北朝対立、天下三分、守護の幕府への反抗の時代がおとずれる。この七十年にわたる全国的動乱の根元は何か。

 

10巻【下剋上の時代】

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【著者】永原慶二

【頁数】579ページ

【収録内容/時代区分】室町時代中期

【目次】(本書目次より一部引用)
東国の動乱/将軍殺害/土一揆の蜂起/自検断の村々/有徳人の活躍/海賊衆と勘合貿易/京中の餓死者八万人/悪政と党争/応仁・文明の大乱/下剋上の怒濤/東山山荘とその周辺/滅亡の貴族と僧侶/町衆と郷民の哀歓/蓮如とその教団/山城の国一揆/乱世の国家像

【概要】(本書装丁より引用)
守護大名の将軍殺害にはじまり、応仁・文明の大乱、山城の国一揆にいたるこの時代は、西欧のルネサンスと宗教改革に比肩される日本歴史上まれにみる活気あふれる世紀であった。この激動の百年を国人・地侍、商人・農民らの新勢力に焦点をあてて明快に描き出す。

 

11巻【戦国大名】

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【著者】杉山博

【頁数】577ページ

【収録内容/時代区分】戦国時代

【目次】(本書目次より一部引用)
流浪する将軍/守護大名の没落/北条早雲の登場/信虎と信玄/上杉謙信/奥羽大名 伊達氏五代/家臣団と軍事力/軍略と軍規/大名と農民/領国の経営/混迷する畿内/村の姿/西の雄将 毛利元就/九州・四国の大名/城下町の形成/戦国の家法/戦国女性の立場/東海の大名 織田・松平

【概要】(本書装丁より引用)
応仁・文明の乱後の全国的な混乱と荒廃の中から、守護大名を倒して実権を握った戦国大名が各地に現われ、それぞれ独自の領国経営をすすめながら、互いに覇を競う。これら群雄が直面した問題の意味をさぐりつつ、戦国の実相に肉迫する。

 

12巻【天下一統】

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【著者】林家辰三郎

【頁数】585ページ

【収録内容/時代区分】戦国時代~安土桃山時代

【目次】(本書目次より一部引用)
「天下」の魅力/鉄炮とキリシタン/京の町・堺の町/若き日の天下人/信長入京/天下布武/安土の天主/政権と民衆/京都御馬揃/本能寺の変/七本槍の時代/大坂築城/関白と五奉行/鎮西の波乱/北野大茶湯/関東の風雲/検地と刀狩/無法な「天下」/花と夢/豊国のまつり

【概要】(本書装丁より引用)
天下一統の覇権をかけて抗争する戦国大名の中から、初めて天下人となった信長、絢爛たる安土・桃山時代を形成した秀吉——この二人の覇者の政権は短かったが、波乱の中に花と夢を追ったそのひとときは、近世の幕開けにふさわしい時代であった……。

 

13巻【江戸開府】

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【著者】辻達也

【頁数】565ページ

【収録内容/時代区分】安土桃山時代~江戸時代

【目次】(本書目次より一部引用)
六十年の忍耐/江戸の内大臣/関ヶ原の戦い/覇府に建設/大御所と将軍/強き御政務/大坂落城/貿易と禁教/黒衣の宰相/大名統制/消えゆく人々/公家諸法度/島原の乱/将軍家光とその周辺/徳川三百年の基

【概要】(本書装丁より引用)
長い忍耐と苦難ののち、関ヶ原の一戦に勝って天下の覇者となった家康は、長期支配体制の確立をめざす。朝廷や豊臣氏への強圧、大名統制、致富策、多彩な人材登用をおこなう一方で、譜代の忠臣や実子さえも改易されるなど、個人から組織への施策が着々と進められてゆく。

 

14巻【鎖国】

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【著者】岩生成一

【頁数】533ページ

【収録内容/時代区分】江戸時代

【目次】(本書目次より一部引用)
日本島の発見/長崎開港/伴天連追放令/強硬外交のうたおもて/家康の経済外交/生糸を取引きする将軍/キリシタン禁令/朱印船の貿易/日本町の人々/鹿皮と生糸/大殉教/鎖国への道/ジャガタラ追放/出島の蘭館/国姓爺の使者/オランダのアジア貿易制覇/世界とのつながり/鎖国をめぐって

【概要】(本書装丁より引用)
南蛮人による貿易とキリスト教の布教を、近世初頭の日本人はどう受けとめたのか。徳川政権の確立とともに、日本人の海外発展はなぜ禁止され、貿易も唐・紅毛人に限定されたのか。海外交渉史の権威が史料を駆使して、鎖国の実体を復元する。

 

15巻【大名と百姓】

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【著者】佐々木潤之助

【頁数】559ページ

【収録内容/時代区分】江戸時代

【目次】(本書目次より一部引用)
小百姓/太閤検地/地方知行/御家騒動/財政窮乏/不法の支配/佐倉宗吾伝説/慶安触書/加賀百万石/藩政の展開/城下町/山・水・村/農戒書/地主と小作/嘉助騒動

【概要】(本書装丁より引用)
士農工商と、武士の次に位置づけられながら、泥と汗にまみれて封建社会の重荷を背負わねばならなかった農民―その一人一人の生活に密着して江戸初期農民の姿を研究し、苛酷な年貢賦課の上に立って藩体制の確立をはかる大名の領国経営を解明する。

 

16巻【元禄時代】

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【著者】児玉幸多

【頁数】559ページ

【収録内容/時代区分】江戸時代

【目次】(本書目次より一部引用)
由比正雪の乱/明暦の大火/旗本奴と町奴/江戸八百八町/夜の世界 新吉原/殉死の禁/東廻りと西廻り/天下の台所 大坂/犬公方/湯島の聖堂と貞享暦/忠臣蔵/窮乏する財政/元禄模様/絵の世界と侘の境地/一代男と曾根崎心中

【概要】(本書装丁より引用)
江戸幕府の組織が確立し、安泰な家綱・綱吉の時代がつづくなかで、由比正雪の乱、赤穂浪士の討入りが人々の耳目をひく。町人は華やかな元禄風俗を生みだし、西鶴・近松・芭蕉らが輩出するが、一方では身分制や封建道徳がしだいに固まり、独裁政治の弊害は深まる……。

 

17巻【町人の実力】

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【著者】奈良本辰也

【頁数】579ページ

【収録内容/時代区分】江戸時代

【目次】(本書目次より一部引用)
御蔭参り/六代将軍家宣/新井白石/白石の外交/絵島疑獄/文昭院殿の御遺命/享保の改革/吉宗の反対派/大岡越前守忠相/天災と飢饉/諸藩の経済と商業資本/揺れる天下/田沼登場/町人道徳と文化/世界に開く眼/近代精神の萌芽

【概要】(本書装丁より引用)
江戸開府百年、行きづまってきた幕政を打開すべく、白石や吉宗の政治改革、田沼の重商主義的政策がおこなわれ、それに呼応して町人は、時代の実力者として新しい地位を確立した。一方では、新しい思想や科学が誕生し、近代の黎明がおとずれようとしている……。

 

18巻【幕藩制の苦悶】

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【著者】北島正元

【頁数】595ページ

【収録内容/時代区分】江戸時代

【目次】(本書目次より一部引用)
天明の大飢饉/松平定信の登場/足の裏までかきさがす/農村復興/米価調節と御用金/諸国国産品/海防と探検/もとの田沼に/博徒と八州廻り/三都の町人/大御所の生活/大江戸の文化/国学と洋学/草莽の文化/天保改革の前夜/士農工商おののくばかり/上知令と軍事改革/雄藩の擡頭

【概要】(本書装丁より引用)
改革の情熱に燃えた松平定信が退いたのち、将軍家斉は大奥に退廃と爛熟の生活を送り、町人は“いき”をてらう。折しも近海に出没する異国船は目を辺境に向けさせ、伊能忠敬・近藤重蔵・間宮林蔵らの活躍を生むが、先覚者はまだ変革の夢を次代に託さねばならなかった。

 

19巻【開国と攘夷】

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【著者】小西四郎

【頁数】581ページ

【収録内容/時代区分】江戸時代(幕末)

【目次】(本書目次より一部引用)
東アジアに警鐘は鳴る/押しつけられた和親条約/貿易をせまるハリス/井伊直弼の登場/安政の大獄と桜田門外の変/サムライ海を渡る/異国人との商売/皇妹和宮と公武合体/尊王攘夷の旗のもとに/将軍攘夷を誓う/外国と戦ってみれば/八・一八クーデーター/新撰組まかり通る/第一次長州征伐と倒幕派の成長/薩長同盟とイギリスへの接近/第二次長州征伐とフランスに頼る幕府/将軍徳川慶喜/討幕か大政奉還か

【概要】(本書装丁より引用)
ペリーの来航をはじめとして、開国を迫る欧米列国を前に、開国か攘夷かをめぐって国論は激しく揺れ動き、尊王・佐幕入り乱れる渦中で、幕府体制はついに崩壊する。明治新政府成立までわずか十五年、異様な熱気をはらみながら、時代はめまぐるしく変転する……。

 

20巻【明治維新】

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【著者】井上清

【頁数】533ページ

【収録内容/時代区分】明治時代

【目次】(本書目次より一部引用)
王政復古/慶喜政権のまき返し/鳥羽・伏見の決戦/江戸開城と民衆の動向/内乱の終結/古代復帰の幻想/廃藩置県/新しい権力のしくみ/地租改正・秩禄処分・殖産興業/文明開化/国権外交/征韓論/明治六年十月の政変/有司専制と民撰議院論/うちつづく内乱外征/西南戦争

【概要】(本書装丁より引用)
宮廷の政変にとどめるか、武力変革にふみきるか。息づまるような緊迫のうちに幕をあけ、民衆・官僚・士族三つ巴の葛藤に国際関係がからみあい、西南戦争で古い対立が終わるまでの壮大な維新史を解明し、西郷や大久保など、変革期の多彩な人物群像を鮮やかに描く。

 

21巻【近代国家の出発】

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【著者】色川大吉

【頁数】591ページ

【収録内容/時代区分】明治時代

【目次】(本書目次より一部引用)
地方巡幸/村の維新・村の開化/自由民権/帝都繁昌記/請願の波/大隈財政/ゆらぐ明治政権/幻のクーデター/北海道開拓/自由党は抵抗する/内務卿山県有朋/資本主義創生記①/資本主義創生記②/条約改正と対清軍備/伊藤博文と憲法発布/花ひらく近代文化/アジア最初の議会

【概要】(本書装丁より引用)
明治政府の本質は有司専制にあると見きわめたとき、士族民権家も、都市ジャーナリストも、豪農運動家も、自由の伸張・民権の拡大を求めて猛然たる闘いを開始し、政府は政権の安定と永続のための装置づくりに没頭する。帝国議会開設に至るこの白熱の歳月を民衆の基底部から描き出す。

 

22巻【大日本帝国の試煉】

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【著者】隅谷三喜男

【頁数】545ページ

【収録内容/時代区分】明治時代

【目次】(本書目次より一部引用)
日清戦争/日本帝国の明暗/産業革命/労働運動の初幕/内地雑居/藩閥・政党・政商/社会主義への歩み/考えるホワイトカラー/東亜の嵐/日露戦争/反戦の闘い/勝利の悲哀/普請中の日本/三井と三菱/日韓併合/大逆事件/明治の終焉

【概要】(本書装丁より引用)
富国強兵策により急激な近代化と工業化を推進した日本は、国運を賭した日清・日露の両戦役に勝って列強の仲間入りを果たす。だが、そこに成立した大日本帝国はしだいに民衆との亀裂を深め、深刻な危機に直面する。この危機に対する体制再編の過程で、明治は幕を閉じる…。

 

23巻【大正デモクラシー】

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【著者】今井清一

【頁数】585ページ

【収録内容/時代区分】大正時代

【目次】(本書目次より一部引用)
閥族打破の叫び/第一次大戦の勃発/大戦景気と貧乏物語/白樺派の周辺/寺内内閣とシベリア出兵/民本主義と米騒動/一等国日本/平民宰相・原敬/小市民階級の登場/労働運動の曲折/ゆらぐ地主の座/ワシントン体制と日本/無産階級運動の方向転換/関東大震災/摂政狙撃/普選と治安維持法/大都会と大衆文化/アジアの民族革命と日本

【概要】(本書装丁より引用)
第一次世界大戦に乗じて、日本は大陸への野望を着実に実現しながら躍進をとげ、未曾有の経済的繁栄を迎える。だが、国力増強の裏で深刻化してゆく社会矛盾は民衆の政治意識をめざめさせ、世論は沸騰する―。デモクラシー運動の芽生えと発展を通して描く大正の特質。

 

24巻【ファシズムへの道】

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【著者】大内力

【頁数】563ページ

【収録内容/時代区分】昭和時代

【目次】(本書目次より一部引用)
世界の動きと日本/金融恐慌/田中内閣/社会主義の勃興/中国問題/大恐慌襲来/社会運動の激化と衰退/恐慌克服策の展開/ファシズムの擡頭/満州事変/準戦時体制へ/二・二六事件/暗い谷間/エロ・グロ・ナンセンス/ファシズムの日本的特質

【概要】(本書装丁より引用)
たび重なる昭和の恐慌が、経済界の混乱と民衆生活の破綻を拡大する情況のなかで、軍部ファシストは台頭し、満州事変・国際連盟脱退をへて、日本は孤立化の運命をたどる。おりしも起きた二・二六事件は、苦悶するデモクラシーに最後の止めをさし、戦争への道がつづいてゆく。

 

25巻【太平洋戦争】

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【著者】林茂

【頁数】581ページ

【収録内容/時代区分】昭和時代

【目次】(本書目次より一部引用)
粛軍の名のもとに/宣戦なき戦争/国家総動員/変転する内外の情勢/新体制運動/三国同盟から日米交渉へ/太平洋開戦/大東亜共栄圏/翼賛政治/落日の死闘/総力戦と国民生活/終戦か経戦か/大日本敵国の崩壊

【概要】(本書装丁より引用)
虚溝橋の銃声に始まった日中戦争は泥沼と化した。軍政府は焦燥のなかで欧州戦局に便乗し、独伊と同盟を結ぶ。しかし、独ソの開戦で思惑は崩れ、アメリカの対日硬化を招き、ついに対米戦争に突入する。無条件降伏に至る時代の潮流を描く。

 

26巻【よみがえる日本】

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【著者】蝋山政道

【頁数】559ページ

【収録内容/時代区分】昭和時代

【目次】(本書目次より一部引用)
戦争完敗に終わる/占領統治始まる/占領下の民主化過程/占領政策と経済復興のエネルギー/冷戦下の講和独立/保守・革新対立の様相/長期化する保守政権/技術革新と消費革命/大衆社会と大衆運動/自主外交への歩み/安保騒動の一カ月/所得倍増計画のゆくえ/国土と国民文化の変貌/近代化に苦悶する政治体制/平安と安全を求めて/よみがえる日本

【概要】(本書装丁より引用)
米ソ冷戦下に進められた占領政策は保守・革新の激突をもたらし、講和独立・安保問題に至ってついに国論は二分した。しかし険しい戦後史を生きぬいた国民は、ナショナリズムとデモクラシー、連続と断絶の融合の上に国論の一致を求めてゆく。

 

別巻【対談・総牽引】

【頁数】615ページ

【収録内容/時代区分】神話~近代(各巻筆者の対談、全巻の牽引など)

【目次】(本書目次より一部引用)
日本神話をめぐって(1巻)
古代史の人間を語る(2巻)
奈良時代を語る(3巻)
日本史の特色(4巻)
平安の女性たち(5巻)
変革期の歴史(6巻)
日本の中世・ヨーロッパの中世(7巻)
蒙古襲来と鎌倉武士(8巻)
動乱期の人間(9巻)
室町時代とヨーロッパ(10巻)
戦国大名の条件(11巻)
天下人の条件(12巻)
人間から組織へ(13巻)
ヨーロッパと日本の激突(14巻)
どんぶり勘定の時代(15巻)
元禄よもやま話(16巻)
色も匂いもある歴史(17巻)
維新への前奏曲(18巻)
激動の時代が人物を創る(19巻)
維新変革の意味(20巻)
明治日本を形成した人々(21巻)
日露戦争後の日本(22巻)
犬養木堂のことなど(23巻)
動乱の昭和(24巻)
同時代史のむずかしさ(25巻)
よみがえる日本の課題(26巻)

【概要】(本書装丁より引用)
各巻著者と歴史に造詣の深い多彩な著名人による豪華対談集。本文にないエピソードもまじえ、談論風発、想像力豊かに語らう。全巻総索引を付す。

 

中公文庫 日本の歴史まとめ

以上、中公文庫の日本の歴史に関する情報を一覧でご紹介してきました。

 

冒頭でもお伝えした通り、本書は現在の日本史研究のバイブルになっている名著です。

さらに深く学びたいと感じた際には、ぜひおすすめしたい書籍となっており、筆者も全巻揃えて大いなる学びを得ることができました。

 

ぜひ、あなたの学びにお役立てください。