鎌倉時代の仏教革命!浄土宗 法然の教えに学ぶ分かりやすさの重要性

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人物のエピソード

ご来訪ありがとうございます!

『法然の教えは間違いない』と思っている拓麻呂です。

 

南無阿弥陀仏・・・ナムアミダブツ??念仏というやつですね。

 

「聞いたことはあるけど意味がわかりません」

 

そんなあなた、実は分からなくても大丈夫なんです。法然(ほうねん)という偉いお坊さんがそう言っています。

 

『ナムアミダムツ・・・』

 

このように声に出して言うだけでOKだと。

 

今回は鎌倉時代に仏教を一般大衆に広めた偉大な僧侶『法然』の教えを見ていきましょう。

 

 

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~南無阿弥陀仏ってなんですか??~

仏教伝来

西暦538年、仏教が日本にやってきます。(諸説あり)

 

この時、有力な豪族たちが仏教の受け入れを巡って争うことになるのですが、結果、仏教は日本に受け入れられることになります。

 

その後、飛鳥時代の聖徳太子(厩戸皇子)や奈良時代の聖武天皇などの尽力により、仏教は広まっていくことになります。

 

 

鎮護国家?仏教って難しい

奈良時代、聖武天皇のお考えにより、全国各地にお寺が建立(こんりゅう)されたことで日本の仏教は大きく成長しました。しかし、この頃の仏教と言うのは『鎮護国家(ちんごこっか)』という考え方が根底にあります。

 

では『鎮護国家』とは何でしょうか。

 

簡単に言いますと【国を安定させましょう】という考え方です。つまりこの頃の仏教の教えは、個人の為ではなく国家の為のものだったのです。ですから当時の一般人にはあまり興味の無いことでした。

 

時は流れ平安時代、仏教は弘法大師 空海などを経て鎌倉時代に大きな変貌をとげることになります。

 

 

仏教界の革命児たち

鎌倉時代。

 

これまでの貴族の時代から、武士の時代へと変わっていきました。歴史が大きく変貌していったこの時期、仏教界にも大きな革新が起こります。これまで国家のものであった仏教が一般大衆に広がりを見せていくのです。

 

その原動力となった6名の僧侶たちとその宗派。

親鸞の【浄土真宗】、

一遍の【時宗】、

日蓮の【法華宗】、

栄西の【臨済宗】、

道元の【曹洞宗】、

そして今回の主人公、法然の【浄土宗】。

 

この6名の立ち上げた6つの宗派を鎌倉新仏教と呼びます。

 

 

念仏は唱えるだけでOKです

では何故この時代に仏教は民衆に広まっていったのでしょうか?

 

それは・・・『わかりやすかったから』です。鎌倉新仏教の6宗派はそれぞれの仏教の教えをそれぞれの解釈で噛み砕き、民衆に分かりやすく説いていくのです。

 

なかでも法然の説く教えは実に単純明快。

 

全ての人は『ナムアミダブツ』と声に出して唱えるだけで極楽浄土へ行くことができる。

 

これだけです。

 

念仏の意味なんかわからなくっていいんです。声に出して言うだけでみんな天国へいけるんです。

 

なんと革新的な教えでしょうか!!

 

この法然たちの教えにより仏教は国を救う為だけのものではなく、個人を救う教えとして民衆に支持されていくことになりました。

 

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単純明快であるということの大切さ

知識の無い人に物事を伝えるということは非常に大変なことです。では理解してもらうにはどうすれば良いのか?

 

その答えを法然は教えてくれます。

 

分かりやすい、単純明快であることを心がけて説明すれば人は理解し共感してくれるのです。

 

自身の考えを広め共感を呼びたい時、是非法然のことを思い出してみてください。

 

 

このブログの趣旨

学生時代、僕は歴史の授業が嫌いでした。意味わからないし眠くなるし・・・それってやっぱり理解できないから興味が湧かない、結局つまらないってことになるんだと考えています。

 

今回は仏教を取り扱っていますが、掘り下げると非常に難しい話になってきます。ですから、かなり端的に要点だけを絞って記事にしています。

 

他の記事も同様です。

 

このブログは日本の歴史に興味を持つ入り口になれることを目的にしています。

 

勢いあまって歴史用語を多用してしまった時、突っ込んだことまで書きすぎた時、法然の教えが僕にとってのブレーキになってくれるのです。

 

では、今回はこの辺で!ありがうございました。