枕草子 二七〇段『人の上言ふを腹立つ人こそ』簡単解説!悪口はやめられない・・

枕草子のこと

 

ご来訪ありがとうございます。

『清少納言に恋した男』拓麻呂でございます。

 

世界最古のエッセイと言われる『枕草子』。作者は平安時代の魅力的な女性『清少納言』

清少納言はこのエッセイの中で、千年前の様々な事柄を取り扱っています。

 

今回はその中から平安時代の【悪口】について見ていきましょう。

 

ひそひそ話は1000年前から楽しいものだったようですよ。

 

 

古文? 品詞分解? 歴史的仮名遣い?

そんな専門知識が無くたって『枕草子』は楽しめる!!

 

なお、原文を確認したい方は、こちらをご覧ください。

枕草子 二七〇段『人の上言ふを腹立つ人こそ』【現代語訳と原文】
平安時代中期に書かれた枕草子。作者は清少納言。 今回は、枕草子二七〇段『人の上言ふを腹立つ人こそ』。この章段は、清少納言が考える『悪口』について書かれています。 一見すると結構ひどい事が書いてありますが、...

 

 

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~枕草子が語る悪口について~

千年前の悪口

『人の悪口は楽しい』

 

陰で噂話をすることについて、清少納言はこのように語っています。一見とんでもないことを言っているように思えます。

 

しかしこの感覚、なんとなく分かるような気がしませんか?

 

あまり褒められた内容ではないのですが、1000年前の感覚と現代の感覚が全く変わっていないということが伝わってきます。

 

 

我慢できない?人の悪口

では実際に、清少納言は枕草子でどのように語っているのか、ひとつずつ見ていくことにしましょう。僕なりの解釈で簡単な解説と合わせて現代風に書いてみます。

 

 

『人の悪口を言うことを非難する人は意味が分からない』

(まず悪口の肯定から始まります)

 

 

『こんなに楽しいことを我慢できる訳ないでしょう』

(悪口を言わずにはいられないという事です)

 

 

『自分の事(清少納言自身)はさておき、悪口を我慢するのはじれったくて堪らない』

(自分がどんな陰口を叩かれているかは、とりあえず棚上げしています!なんと図太い神経でしょうか!!)

 

 

『でも悪口は良くないし、本人に知られて恨まれたら困ります』

(言い訳ですね・・)

 

 

『なので嫌いじゃない人のことは大目に見て、悪口を我慢しているのです』

(!?)

 

 

『我慢しないと、陰口に花が咲いて大笑いしてしまうから!!!』

(結局、清少納言は悪口が言いたくて仕方ないようです。お茶目で可愛いですね。)

 

 

現代でも噂話には花が咲く

いかがでしたか?いけない事だと分かっていても、実に共感できる内容ではないでしょうか。

 

現代でも人の悪口や陰口、噂話の類は盛り上がってしまうこと結構ありますね。

 

でも、やっぱり陰口は良くありません。清少納言も一応は反省(言い訳)しています。

 

僕は高校生の時、友達と人の噂話をしていたら、その人が真後ろにいて全部聞かれていたことがあります・・・こんなことにならないよう、陰口には十分注意してください。

 

ともかくも、後世の我々にも共感を与えてくれる枕草子・・・平安時代のブログとも言えるこのエッセイは、全くもって色褪せることがないのです。

 

 

枕草子から学ぶ『共感』の大切さ

ちなみに、枕草子の楽しさのひとつが『共感』にあります。

 

悪口を肯定することは一見良くないように感じますが、清少納言は自らの考えをハッキリと述べ、千年の時を超えて共感を得ることに成功しています。

 

人から共感してもらうことは非常に大切なことです。共感を得られるからこそ、人々に支持され困難な局面を打開できたりするんです。

 

日本最古のエッセイと言われる枕草子は、人間にとって大切なことを気づかせてくれる・・・

 

そんな側面も持っているんですね。

 

 

もっと枕草子の世界を覗いてみたい方は、こちらからお好みの記事をご覧ください。

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このページは、枕草子WEB辞典です。内容は日々更新していきます。 枕草子で気になる事に是非お役立てください。 枕草子WEB辞典 枕草子の登場人物 作者 清少納言 清少納言の生涯を知りたい方は...

 

では、今回はこの辺で!ありがとうございました。

 

参考:枕草子 二七〇段『人の上言ふを腹立つ人こそ』より

 

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