日本のアニメ文化の原点!平安美人はなぜ全部同じような顔なのか?

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拓麻呂です。

平安時代の女性の肖像、いわゆる平安美人の肖像画って全部同じような顔してますよね。

目が細くて、口が小さくて、眉毛がまろで、ほっぺが膨らんでいる。

ほぼ例外なくこんな顔をいています。

いわゆる『おかめ顔』ですね。

この記事では、なぜ平安美人の肖像画がみんな同じような顔をしているのかを、紐解いてみたいと思います。

実は、平安美人の肖像画は、現代のアニメ文化の先駆けだったんですよ。

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平安美人と日本のアニメ文化

古来よりデフォルメを得意としていた日本人

もちろん昔の女性がみんなあんな顔をしていたわけではありません。

これは古来より日本人が得意としてきた一種のデフォルメなんですね。

平安時代の美人さんは『引き目』、『鉤鼻(かぎばな)』、『引き眉』、『おちょぼ口』、『下膨れ』です。

これらを反映して描いたものが、おなめ顔をした平安美人の肖像画です。

平安美人の肖像って一見すると同じように見えるのですが、よくよく見てみると書き手によって多少違いあります。

上に表示したのは紫式部ですが、例えば清少納言は以下のような感じです。

似てますが、眉毛の感じとか何となく違うかと思います。

現在でも、アニメに登場する女性の絵は程度の差はあれ、目が大きかったりして基本的には似たような顔をしているかと思います。

現代人の感覚だと現代アニメの方がかわいいと感じますが、現実世界に美少女アニメのような顔をした人がいるか?と言われればいないと思います。

つまり、現代とは美的感覚が違うだけで平安美人の肖像画は現代の美少女アニメの先駆けみたいなものなんですね。

もっと遡れば、縄文時代の土偶とか、弥生時代とか古墳時代あたりの『はにわ』なんかも人間を抽象化したものです。

こういった抽象化は、最近始まったわけではなくて、古来から日本人が得意としていたことだったんです。

このように、その時代の美的感覚を抽象的に表現した結果が平安美人の肖像画であったり現代アニメの美少女だったりするのです。

現代の感覚だと平安美人て、あんまり可愛いとは思いませんよね?

そういった感覚と同じように、もしかしたら500年後、1000年後の日本人が現代アニメの絵をみたら『全然かわいくない・・』と感じるかもしれませんね。

人物画に対する日本と西洋の文化の違い

このように。平安美人も現代の美少女アニメも、それぞれの時代の美人を抽象化してものです。

そして、この観点で見てみると、マーベルとかのアメコミって絵のタッチがリアルですよね。

また、西洋の偉人の肖像画なんかも妙に写実的です。

一例として、天文学者のガリレオ・ガリレイを見てみましょう。

ガリレオは16世紀から17世紀の人物です。

この時代の日本人と言えば、徳川家康あたりが有名かと思いますので、家康の肖像画も見てみてみましょう。

どうでしょうか?

ガリレオは妙にリアルですが、家康は決してリアルには描かれていないのではないでしょうか。

こんな感じで、抽象的な感覚を持つ日本人と、リアル思考な感覚を持つ西洋人。

こういった部分にも文化や感覚の違いが隠れているんです。

まとめ

以上、平安美人はなんでみんな同じような顔をしているのか?でした。

平安美人も現代の美少女アニメも、それぞれの時代の美人像を反映させたものです。

そして、古代の土偶やはにわにも見られるように、日本人は昔から人物を抽象的に表現することが得意だったんです。

そう考えると、日本のアニメ文化が世界で評価される理由は、日本人が遺伝子レベルで古来から受け継いできたものなのかもしれませんね。

そんな平安美人たちの顔が真っ白い理由はコチラをご覧ください。

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では、今回はこの辺で!

ありがとうございました。

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