Vtuber(バーチャルYouTuber)は日本が誇る歴史と文化の最高到達点だ!

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日本のこと

いきなりですが、「バーチャルYouTuber」とは日本文化や日本の歴史において、この記事を執筆している段階での一つの最高到達点だと筆者は考えています。

 

昨今「バーチャルYouTuber」、いわゆるVtuber(ブイチューバ―)の人気はとどまるところ知らず、特にホロライブなどのVtuber事務所の所属タレントの活躍は凄まじく、youtubeを席巻しています。

そんなVtuberの活躍を見いる中で、ひとつ感じたこと。それが「Vtuberは日本文化や歴史における最高到達点だなぁ」ということなのです。

その理由をこの記事ではお伝えしていきます。

 

ちなみに、筆者がVtuberの存在を明確に認知したキッカケは2つあります。

ひとつは、Vtuberの兎田ぺこらさんが筆者の大好きなドラクエ11の配信をしており、たまたまオススメに挙がっていて視聴したこと。

もうひとつは、とあるプロレスラーがVtuber大空スバルさんが配信内でやっていた技?を、実際のプロレスで披露してこと。(筆者は大のプロレスファンです)

 

ということで、予断はこの辺にしてV、tuberと日本の歴史文化との関係を見て行きましょう。

 

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平安美人と日本のアニメ文化の共通点

Vtuberとはご存じの通り、2次元や3次元で描かれたキャラクターに声をあてて動画の配信を行っている方たちの総称です。言い換えれば、アニメの可愛いキャラクターが動画の配信をやっているような感覚でしょうか。

 

「アニメ」と言えば、日本のアニメ文化が世界から高い評価を得ていることはよく知られています。

コチラの記事で詳しく解説していますが、日本のアニメ文化は最近になって発達してきたわけではありません。

日本のアニメ文化の原点!平安美人はなぜ全部同じような顔なのか?
...

日本の歴史を振り返ってみると、1000年前か、あるいはそれ以上前からアニメ文化の源流を確認できるのです。

 

例えば、日本の歴史上の人物の肖像画を思い浮かべてみると、明らかに「絵」ですよね。肖像画によって若干の差異はあれど、決して写実的ではありません。

その最たるものが平安美人の肖像画です。下記の画像は源氏物語の作者でも知られる「紫式部」の肖像画。

紫式部/出典:Wikipedia

顔の輪郭がふっくらしていて口が小さく、切れ長の目。いわゆる「おかめ顔」ですね。昔の女性の肖像画は、このような顔で描かれているケースが非常に多いです。現代の感覚からするとあまり美人には見えませんが、昔はこの顔が美人の象徴でした。

 

なので「平安時代の女性はおかめ顔」といったイメージを持ってしまいやすいのですが、当時の女性が全て「おかめ顔」だったわけではないのは間違いないでしょう。現代人と同じく、丸顔の人もいれば面長の人もいたし、つり目の人がいればタレ目の人もいたはずです。

 

つまり、平安美人のおかめ顔とは一種のデフォルメで、「美しさ」「可愛さ」を象徴的に表現したものなのです。その延長線上にあるのが、現代日本のアニメ文化です。

 

現代日本の美少女アニメキャラは、現代人の感覚からするととても可愛らしいですよね。でも、アニメキャラは決して写実的ではありません。現代人の「可愛い」と感じるイメージをデフォルメ、抽象化したものです。

つまり平安美人の肖像画も現代のアニメの美少女キャラも、絵のタッチこそ違えど、根本的には一緒なのです。

 

日本と西洋との違い

平安美人を含め、偉人の肖像画や歴史的な絵画作品などは、デフォルメされてあまり写実的ではないことをお伝えしました。

では、日本と文化の違う西洋の肖像画などはどうなのでしょうか?

結論を言うと、西洋はとても写実的で非常にリアルです。つまり日本とは真逆なんですね。

 

例えば、小学校の音楽室にあった作曲家の肖像画などを思い浮かべてみると分かりやすいです。バッハやベートーヴェンといった人物の顔は、非常にリアルに描かれていたのではないでしょうか。

あるいは、レオナルド・ダ・ヴィンチの作品「最後の晩餐」などの名画も、だいたい写実的なタッチになっていますよね。

最後の晩餐/出典:Wikipedia

このように「西洋は写実的でリアル」、一方の「日本は抽象的でデフォルメされている」といった違いがあるのです。

また、肖像画や絵画に限らず、古代日本の埴輪(はにわ)や土偶といった物も、人や動物を抽象化して造られていますし、ひらがなやカタカナといった文字も漢字をデフォルメしたものです。

 

このように日本人が得意とするデフォルメは、古来の日本人から脈々と受け継がれて現在に至り、世界に誇るアニメ文化へと継承されているのです。

 

Vtuberは日本文化や日本の歴史の最高到達点

ここまで、日本のアニメ文化の原点を述べてきました。そして、その文化から派生した存在がVtuberでもあります。

 

可愛い、あるいはかっこいいアニメのような見た目をしたキャラクターが繰り広げるトークやドタバタ劇を、視聴者は日々楽しんでいます。

しかし、アニメと決定的に違うところは、Vtuberはずっとずっと身近な存在だということではないでしょうか。

 

youtubeでのライブ配信でリアルタイムにチャットを送信でき、Vtuberと視聴者でその配信を盛り上げているという感覚を味わえます。さらには、運が良ければそのコメントを拾ってもらえたりもします。

あるいはTwitterなどでも、Vtuberのツイートにいいねをできたりして、繋がりを感じられます。

 

一方的に視聴することしかできないアニメキャラと違って、Vtuberはずっとずっと視聴者い近い存在だと感じられるのです。そして、Vtuberは日本の歴史や文化を継承し、多くの日本人(だけでなく世界にも飛び出し)を楽しませてくれているのです。

そういった意味で、Vtuberは現代日本の「デフォルメする文化」の最高到達であり、「抽象化する文化」をもっともっと昇華させ、さらに誇れる日本文化を未来へと継承していく存在なのだと筆者は考えています。

 

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まとめ

以上、「Vtuberは日本文化や歴史における最高到達点」と感じる理由をお伝えしてきました。

 

筆者がVtuberの存在を意識するようになってまだまだ日は浅いですが、時折彼女たちの動画を観ていると本当に楽しめて、気が付けば心の底から笑っている時があります。

それと同時に、日本文化の継承者として見ている一面もあり、本当に頑張ってほしいとも想っています。

 

もちろんこの想いは筆者個人の勝手な期待であり、Vtuberさんたちが「日本文化の継承者」なんて意識は全くしていないでしょう。

それでも、楽しい動画を日々配信しつつ、日本文化を継承しさらに昇華させ続けている彼女たちには、感謝の気持ちでいっぱいです。陰ながら、これからも応援させていただきます。

 

なお、最近は さくらみこさんが面白くて仕方がありません。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

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