生麦事件を超わかりやすく解説!薩英戦争に繋がる大事件の現場とは?

ご来訪ありがとうございます。

拓麻呂です。

江戸に進出し、幕政への介入を果たした島津久光

意気揚々と帰る途上、ある事件が起こりました。

『生麦事件』

後に薩英戦争と言う災難を、薩摩藩が被ることとなった原因です。

そんな生麦事件とは一体どのような事件だったのでしょうか?

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生麦事件

生麦事件に至るまで

かねてより幕政への参入を目指していた島津久光。

江戸に滞在していた久光に対し、朝廷は過激な攘夷思想を唱える志士たちの取り締まりを命じます。

任に就いた久光は、攘夷派の志士たちを一掃することに成功します。(寺田屋事件

見事、朝廷からの命令を果たした久光。

彼の幕府内での発言権は増し、一橋慶喜(後の15代将軍 徳川慶喜)を将軍後見職に、越前藩主 松平春嶽を大老職に押し込みます。

このように、かねてからの念願であった幕政への進出を果たした久光は、意気揚々と帰国と途につきました。

その途上・・・

とんでもない大事件が起こるのです。

イギリス人に斬りかかった薩摩隼人たち

武蔵国 橘樹郡 生麦村・・

現在の神奈川県 横浜市 鶴見区生麦

この場所で事件は起こりました。

東海道を京都に向かって進む久光ご一行。

この行列に、たまたま出くわした馬に乗った4名のイギリス商人。

久光ご一行の薩摩藩士はイギリス商人たちに対し、馬から降りて道を譲るよう身振り手振りで伝えました。

しかし、彼らは馬に乗ったまま、久光ご一行の大名行列の中を突っ切ろうとしてしまいました。

この行為が久光ご一行の逆鱗に触れます。

久光ご一行の奈良原喜左衛門(ならはら きざえもん)たちが抜刀し、イギリス商人たちに斬りかかったのです。

↓イギリス商人を斬った奈良原喜左衛門の記事はコチラ↓

生麦事件でイギリス人を斬った人!奈良原喜左衛門てどんな人?
ご来訪ありがとうございます。 拓麻呂です。 薩摩藩 島津久光ご一行が起こした大事件 『生麦事件』 ...

この襲撃により1名が死去(チャールズ・リチャードソン)、2名が負傷、1名は何とか逃げ延びました。

写真は斬り付けられたリチャードソンが落馬し、とどめを刺された場所と言われています。

出典:Wikipediaより

なぜ生麦事件は起こったのか?

では、なぜ奈良原喜左衛門ら薩摩藩士は、このような暴挙に及んだのでしょうか?

それは、日本と西洋の常識の違いです。

現在の時代劇なんかでもよく見かける光景があります。

大名行列の両端で民衆がひざまづき、行列が過ぎ去るまで頭を下げている光景。

この当時、大名行列が通る時はこれが常識です。

立ち上がって頭を上げようものなら『頭が高い!!』となり、非常に無礼な行為となります。

しかし、西洋人にしてみれば、そんなこと知ったこっちゃありません。

その結果、イギリス商人たちはひさまづく所か、馬に乗ったまま久光の行列の中を突っ切ろうとしました。

久光ご一行にしてみれば、こんな非礼は許す訳には行きません。

つまり、無礼討ちです。

一見、暴挙に思える生麦事件ですが、当時の日本の常識からすれば当然の行為だったのです。

イギリスと険悪になる薩摩藩

とは言え、イギリスの立場からしてみれば、当然許されることではありません。

ただすれ違っただけで斬り付けられたのだから、イギリス側が憤るのも無理はありません。

怒ったイギリスは、幕府と薩摩藩に多額の損害賠償を要求します。

幕府に対しては、11臆2千万円、さつまはんに対しては2臆8千万円もの賠償金です。

ところが薩摩藩は、この要求を拒み続けます。

困ったのは幕府です。

ところが、幕府には素直に要求を飲めない理由がありました。

もし賠償金を支払えば、攘夷を唱える過激派たちの反発は免れません。

しかし、支払わなければ世界に誇る大英帝国(イギリス)と一戦交えることになるかもしれない・・・。

困り果てた幕府でしたが、イギリスの要求に応じました。

が・・・

薩摩藩は最後まで要求を拒み続けました。

これが後に大きな災難として、薩摩藩に降りかかるのです。

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薩英戦争へ

この後、賠償金の支払いを拒み続ける薩摩藩に対し、イギリス艦隊が攻め寄せてきます。

『薩英戦争』です。

日本の一地方に過ぎない薩摩と、大国イギリスが激突した前代未聞の争い。

この戦争を経て、薩摩は急速に近代化への道を歩み始めます。

そんな薩英戦争に関しての記事はコチラです。

奇跡の大勝利!?薩英戦争のきっかけと勝敗は?結果的に賠償金は?
ご来訪ありがとうございます。 拓麻呂です。 幕末に日本の一地方である薩摩藩が、世界に誇る大国 大英帝国(イギリス)と激突...

では、今回はこの辺で!

ありがとうございました。


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