日本人はなんで花見をするの?神話が起源?由来を超簡単に解説

日本の風習

ご来訪ありがとうございます。

拓麻呂です。

 

春先の行事として馴染み深い『お花見』

満開の桜の元で飲んだり食べたりと、楽しい時間を過ごしたことのある方も多いのではないでしょうか?

 

ところで、なぜ日本には花見をする文化があるのでしょうか?

桜を愛でるのは日本人だけとも言われており、その起源は日本神話の時代にまで遡るのです。

 

花見の起源や由来を見ていくことにしましょう。

 

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花見の起源

日本人はいつ頃から花見をしているのか?

花見がいつ頃ころから始まったのかは、ハッキリしていません。

しかし、万葉集には43首の桜に関する和歌が選出されています。

つまり、万葉集が編纂された7世紀後半から8世紀後半には、花見をする風習があったことが分かります。

これは時代区分で言うと奈良時代から平安時代の前半くらい。

なので、今から1200年~1300年前くらいには、花見の風習があったと見て良いでしょう。

 

また、約千年前に成立した清少納言の『枕草子』にも、晴れの舞台に桜の造花が飾られていたり、花が咲いた桜の枝を瓶に活けて風流を感じているシーンがあるため、平安時代中期には桜を愛でる習慣が根付いていたことが分かります。

 

ともかくも、短く見積もっても千数百年前から花見をする風習があったのです。

 

桜に哀愁を感じる理由

このように『花見』という形で、桜を楽しむ風習は奈良時代~平安時代頃に根付いたものと思われます。

しかし、日本人特有の桜に対して抱く特別な感情は、もっと昔に淵源があります。

満開の桜に春を感じ、数日で散ってしまうことに儚さや美しさを感じる、といった日本人ならではの感覚です。

 

この感覚を示唆するものが日本神話に描かれています。

いわゆる『天孫降臨』の神話で地上世界に降りてきた『ニニギノミコト(邇邇芸命)※以下ニニギ』と『コノハナノサクヤビメ(木花之佐久夜毘売)※以下サクヤ姫』による神話です。

なお、ニニギとはアマテラスの孫にあたる神様です。

 

以下、桜にまつわるニニギとサクヤ姫の神話のあらすじを、簡単にご紹介します。

とても美しいサクヤ姫に惚れ込んだニニギは、晴れて結婚することになりました。

ニニギとの結婚をたいへん喜んだサクヤ姫の父『オオヤマツミ』は、サクヤ姫の姉『イワナガ姫(石長比売)』もニニギへ嫁がせることにしました。

しかし、イワナガ姫は容貌がたいそう醜く、ニニギはイワナガ姫を追い返してしまいまいた。

二人の娘の父 オオヤマツミはこれを非常に悲しみ、このように言いました。

『イワナガ姫も妻にすれば、ニニギの命は岩のように不変で永遠のものとなっていたのに、サクヤ姫がだけが妻となったので、ニニギの人生は花が満開に咲くように繁栄しますが、その命は花が散るかの如く儚いものになるでしょう・・・』

これがニニギの神話の一部です。

 

このように、不変の象徴である岩の女神『イワナガ姫』を遠ざけ、可憐で儚い花の女神『サクヤ姫』だけを妻にしたため、ニニギにも寿命が設けられてしまったという神話です。(ニニギは神様なので本来は寿命が無かった)

 

このように、花は儚さの象徴として捉えられていたことが分かります。

こういった価値観が、日本には古くから伝承されています。

 

また日本人は、短い命を散らした人物などにも哀愁を感じる傾向があり、そういった人物は人気があります。

源頼朝、織田信長、真田幸村、西郷隆盛、坂本龍馬などは、その代表格です。

これを『判官贔屓(ほうがんびいき)』と言います。

この日本人特有の判官贔屓も、儚く散る花の如く、日本人ならではの感覚から来ているのではないでしょうか。

 

まとめ

以上、花見の由来でした。

 

万葉集に桜の和歌が選出されていることから、少なくとも奈良時代末~平安時代初期には、花見の風習があった。

日本人特有の桜に美しさや儚さを感じる気持ちは、神話に記されるほど古くからの伝承されてきた日本人の感覚である。

ということになるのでした。

 

その他、古来から伝わる日本の風習や伝承については、コチラをご覧ください。

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では、今回はこの辺で!

ありがとうございました。

 

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