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拓麻呂です。
2020年(令和2年)のNHK大河ドラマ『麒麟がくる』。
主人公は、本能寺の変を起こし、日本の歴史を大きく変えた『明智光秀』。
そんな麒麟がくるの第5話を視聴してみての、一戦国ファンによる感想です。
今回は松永久秀の印象が強かったのと、いよいよ室町幕府内の権力争いが描かれ始めた回でした。
『麒麟がくる』第5話の感想
松永久秀のキャラ
今回の特筆すべき人物は、やはり『松永久秀』でしょう。
まず、純粋にキャラがいいです。
初回登場時もそうでしたが、陽気な雰囲気というか、ちょっと大雑把な感じと言うか。
それでいて、締めることろは締めるみたいな、そんなキャラ設定が最高です。
実は、久秀って戦国時代を代表する悪人武将とされていて、これまで良い印象を持たれることの少なかった武将なのです。
一説には、足利義輝の暗殺に関わっているとか、主家の三好家を乗っ取るとか、なかなかのワルでしたたかな人物なのです。
ところが、今作の久秀は今のところ全くの真逆な印象です。
初回の放送では、粋な手段で光秀に鉄砲をプレゼントしていますし、今回の放送でもなんとなく戦の無い世を願っているような感じでした。
主君の三好長慶にも忠実な感じですし、これまでの久秀像を覆すような描かれ方をしていくのかもしれません。
三好長慶亡き後に三好家を乗っ取ったこと、そして13代将軍 足利義輝の暗殺を裏で工作していたこと。
これらの悪事も、今作では戦の無い世を目指すための行動、つまり今作のメインテーマであろう『麒麟の到来』を目指すための行為として描かれるのかな?と妄想してしまいました。
特に三好長慶は戦国時代を代表する名将ですから、戦の無い世にしていくには、長慶亡き後の三好家を纏め上げていく人物が必要だ!それを俺がやるんだ!
というような、これまでにはない熱い久秀の姿が頭に浮かびました。
さらに、将来は大名になって光秀に恩返しをする、ということも言っていました。
これは、先の展開のネタバレになりますが、史実の久秀は信貴山城(しぎさんじょう)の城主になるので、実際に城持ち大名に出世しています。
そんな久秀が、志半ばで信貴山城の天守閣にて壮絶に散る姿は、涙なしには観られないかもしれません。

あと、久秀がお灸をしていたのも、きっと最期のシーンの伏線というかオマージュですね。
剣豪将軍 足利義輝
そして、もうひとり注目したいのが、室町幕府13代将軍『足利義輝』です。
登場は少しだけでしたが、今作では幕府内の権力闘争が色濃く描かれそうなので、その中心人物である義輝に注目しないわけにはいきません。
義輝は将軍なので、戦の無い世、つまり『麒麟の到来』を実現させる立場の人物。
しかし、史実ではそうはなりません。
前述の通り、義輝は後に松永久秀や三好長慶と重要な関りをしていくことになります。

その辺がドラマではどう描かれていくのか?
非常に楽しみですね。
余談ながら、義輝に剣術を授けた人物は『塚原卜伝』ですね。
三好長慶と細川晴元
さらに、幕府内の争いを描く上で重要な二人『三好長慶』と『細川晴元』も登場しましたね。
この辺りの人物も、松永久秀や足利義輝と密接に関わってきますので、今後の活躍に注目です。

個人的には、三好長慶はもっと評価されていい人物だと考えているので、カッコよく描いてほしいなと思っています。
駒がかわいい
放送を重ねるごとに、駒がどんどん可愛く見えてきたのは僕だけでしょうか・・・。

まとめ
以上、麒麟がくる5話の感想でした。
今回は、今後の幕府内を描く上で絶対に欠かせない人物たちが勢ぞろいした感じですね。
足利義輝、三好長慶、細川晴元、松永久秀、三淵藤英、細川藤孝。
彼らが今後、光秀とどう絡み、どう活躍していくのか、しかりと見届けていきたいと思います。
第6話の感想はコチラです。

各話の感想、今後の展開予想、ドラマがさらに面白くなる歴史雑学などのまとめはコチラです。

では、今回はこの辺で!
ありがとうございました。