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拓麻呂です。
令和二年(2020年)のNHK大河ドラマ『麒麟がくる』。
主人公は明智光秀。
このドラマには、門脇麦さん演じる『駒』というオリジナルキャラクターが登場します。
令和二年の1月末現在、この駒が非常に重要な役割を担うことになりそうな予感がプンプンしています。
駒の口からハッキリと『麒麟』の意味も語られましたし、公式でも『ヒロイン』として扱われています。
そんな駒が、この後に光秀とどう絡んでいくのかが気になるところ。
もしかしたら恋愛関係に発展するのか?
しかし、ドラマのオリジナルキャラクターが、すんなり恋愛関係になれるほど、史実は甘くありません。
はたして駒は、光秀と恋仲になれるのか?
はたまた、全く別の役割を担うのか?
妄想も含め、大胆予想をしてみたいと思います。
なお、ドラマの先の展開を予想する都合上、今後ドラマで描かれるであろう史実の部分にも触れています。
よって、ネタバレ要素を含んでいるので、ご注意ください。
明智光秀と駒はどうなるのか?
明智光秀の正妻
繰り返しになりますが、駒は戦災孤児でドラマのオリジナルキャラクターです。
なので、設定上は架空の人物ということになります。
そこで、史実に目を向けてみると、光秀にはもちろん正妻がいます。
『妻木煕子(明智煕子)』です。
名前は『ひろこ』と読みます。
なお、煕子は木村文乃さんが演じることが決定しますので、登場は確実です。
この煕子の光秀の夫婦仲はたいへん良かったと伝わっており、多くの美談が残されています。
また、光秀には生涯側室がいなかったとも言われています。

このような夫婦関係を考えると、普通に考えればメインヒロインは煕子なのです。
キュンとするような恋愛関係だけであれば、煕子との関係で十分描けるのです。
光秀と煕子の夫婦仲が悪ければ、駒が入り込む隙もあったでしょうが、光秀と煕子は戦国時代屈指のオシドリ夫婦。
その関係をわざわざ悪く描くのも興ざめです。
つまり、史実と照らした場合、駒がヒロインとして光秀と結ばれるには、この壁を越えなければならないのです。
駒に残された可能性
しかしながら、駒が光秀と結ばれる可能性がゼロなわけではありません。
なおここからは、ドラマでの大きな見せ場となるであろうネタバレを含みますので、閲覧は自己責任でお願いします。
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では、駒が光秀と結ばれる可能性について検証してみます。
大事なポイントとなるのが、煕子は光秀よりも先に亡くなっている、という点です。
光秀の没年が天正10年(1582年)なのに対し、煕子の没年は天正4年(1576年)。
光秀に先立つこと約6年前に、煕子は亡くなっているのです。
公式では、煕子についてこう書かれています。
戦乱に明け暮れ疲弊する光秀の心の支えとなる女性
煕子が亡くなってから、光秀が本能寺の変に至るまでの6年間。
光秀が心の支えを失っている6年間です。
ここが、駒にとっての光秀を射止める大チャンスになります。
ただし、通説では煕子亡き後も、光秀は後妻を娶らなかったと言われています。
なので、結婚するような展開にはならないと思います。
あくまで光秀が愛したのは煕子であってほしいという、個人的な願望もあります。
よって、駒の片思いという状況のままドラマは展開していくと予想します。
ただ、そこに恋愛関係がなかったとしても、煕子亡き後に、駒が光秀の心の支えになっていくことは十分にあり得ると思います。
ともかくも、煕子が亡くなってから本能寺の変に至る6年間、ドラマの最大の見せ場になるであろう本能寺の変に至るまでの、光秀と駒の心の葛藤。
そして、山崎の戦いでの敗戦を経ての、光秀の自害。
ドラマ後半から最終回に向かっていくこのタイミングこそ、光秀と駒の関係が最も濃密に描かれる瞬間だと睨んでいます。
恋愛関係は成就しなくとも、二人の間には何かしらの熱い想いが交錯するものと信じています。
その『想い』こそ、今作のタイトルにもなっている『麒麟』なのではないかと考えています。

望ましくないもう一つの可能性
せっかくなので、もうひとつの可能性を考えてみたい思います。
前述の通り、光秀は生涯 煕子を愛し、側室も後妻も娶らなかったと伝わっています。
しかし、これは俗説に過ぎず、確かな史料での裏付けがあるわけではありません。
と言うか、はっきりしたことが分からないので、『煕子だけを愛した』というのが、ひとまず通説になっているような感じです。
なので、考えようによっては、煕子亡き後の光秀の女性関係をドラマオリジナルの展開にすることも可能なのです。
通説では光秀と煕子には、三男四女の子供があったと言われています。

しかし、史料によっては光秀の子供は六男七女としているものもあり、子供の数にバラつきがあります。
つまり、光秀には煕子以外の女性との間に授かった子供がいた可能性も否定しきれないのです。
言い換えるならば、光秀には側室、あるいは後妻がいた可能性があるのです。
↓この件に関してはコチラの記事で詳しく書いています。↓

こちらの説を採用してくるならば、駒が光秀の後妻となることも考えられます。
ただ、光秀と煕子の良好な夫婦仲が描かれると仮定した場合、この説が採用されるとちょっと興ざめと言うか、ドラマの展開としてあまり美しくないように感じます。
現在の価値観で見てしまうと、駒の株も下がるような気がしますし。
なので、個人的にはあまり望ましくないかなと考えています。
まとめ
以上、駒と光秀の恋の行く末を占ってみました。
駒と光秀の濃い関係は、煕子が亡くなってからが本番だと考えています。
煕子との夫婦仲も温かく描きつつ、亡くなった後も光秀の中かの大切な人物として描いてほしいです。
その中で、駒をどのように絡ませていくのかが、大きな見せ場かなと思います。
個人的には、今作は光秀と駒が『麒麟』を到来させんとするドラマだと思っているので、駒が中心人物であることは間違いないでしょう。

↓駒を助けた大きな手の人の正体を大予想↓

2020年大河ドラマ 麒麟がくる放送記念
【明智光秀&妻木煕子 大特集】はコチラ

では、今回はこの辺で!
ありがとうございました。