西郷隆盛が人気の理由!明治維新の立役者 西郷どんのエピソード集!

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人物のエピソード

ご来訪ありがとうございます。

拓麻呂です。

 

幕末の英雄『西郷隆盛』

出典:国立国会図書館ウェブサイト『近代日本人の肖像』より

 

大久保利通、木戸孝允と並び維新三傑に数えられる、薩摩が生んだ超大物です。

 

2018年大河ドラマ『西郷どん』でも注目が集まるであろう西郷隆盛。

 

歴史上で好きな人物は誰ですか?と聞かれれば、西郷さんをあげる人も少なくありません。

 

そんな西郷さんはなぜ今でも人気者なのか?

きっと、それは西郷さんの人柄です。

 

今回は、みんな大好き西郷さんの人柄が伝わる心温まるエピソード集です。

 

 

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薩摩の英雄 西郷さん

おいしゅうございます!!

西郷さんは、イト夫人が作った料理を食べた際、常々こう口にしていたと言われています。

 

『良くできましたね!おいしゅうございますよ!!』

 

ひとつひとつの料理を口にする度、褒めることと感謝の気持ちを忘れていなかったそうです。

 

一緒にいる月日が長くなればなるほど、相手への感謝の気持ちは薄れていくもの。

そして、感謝の気持ちを伝えるのが、なんか照れ臭くなってくるもの。

 

しかし、西郷さんはイト夫人が丹精込めて作ってくれた料理を、いつも褒めながら美味しく食べていたんです。

 

これはなかなか出来ることじゃありません。

 

また、西郷さんは当時の男性としては珍しく、台所に立って味噌や醤油を作ったりしていたそうです。

 

台所に立ち、いつも料理を褒めて美味しく食べてくれる西郷さん。

現代の男性も大いに見習わなくてはなりませんね。

 

 

西郷さんのリアクション

幼い頃から体が大きかった西郷さん。

 

たいへんな怪力で相撲も強かったと言われています。

 

そんな強い西郷さんが、驚いてひっくり返る姿が見てみたい!

そう思った悪童たちが、西郷さんにイタズラを仕掛けました。

 

ある日、豆腐を買いに出かけていた西郷さん。

その西郷さんが驚いて落とした豆腐を踏んづけてやろう!

 

そんな企てをして、草むらに隠れて西郷さんが現れるのを待つ悪童たち。

 

やがて、西郷さんは豆腐が入った籠を持って姿を現しました。

 

悪童たちは、近づいてきた西郷さん目掛けて草むらから『わっ!!』と飛び出しました。

 

しかし、西郷さんは驚く様子もなく、その場に立ち止まっただけでした。

 

驚いてひっくり返ると思っていたのに、なんのリアクションも無い西郷さん。

逆にイタズラを仕掛けた悪童たちの方が狼狽しています。

 

すると、西郷さんは持っていた豆腐籠をそっと傍らに置き、大きな目を見開きこう言いました。

 

 

『たまがったぁ(いやぁ驚いた)!!』

 

驚いてはいたものの、慌てることなく豆腐をそっと置き、動じることが無かった西郷さん。

 

小さな頃から、かなり肝が据わった人物だったようですね。

 

 

西郷さんと犬

西郷さんは、たいへんな愛犬家であったことでも有名です。

 

有名な上野の銅像も犬と一緒です。

 

西郷さんは犬が好きすぎて、自分の愛犬を料亭などにも連れて行き、片時も側から放そうとしませんでした。

 

ある時は、犬を可愛がるあまり、肉を食べさせすぎて太らせてしまったり・・

ウナギを食べさせ、店の人に怒られたり・・・

西南戦争では愛犬との別れを惜しみ、涙することもあったとか。

 

また、西郷の愛犬は当時は外国人の物であった『洋服』を着た人に対し、よく吠えたそうです。

なのでその愛犬を『攘夷家』と呼んで可愛がっていたそうです。

何気ないエピソードですが、当時の社会情勢を物語る逸話として、とても興味深い内容です。

 

↓西郷さんと犬の逸話を、掘り下げてみた記事はコチラ↓

上野の西郷どんは何で犬を連れてるの?西郷隆盛の犬LOVE精神
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親しみやすい西郷さんの人柄

西郷隆盛と言うと、何となく亭主関白で質実剛健な九州男児をイメージしがちです。

 

でも、実際の西郷さんは奥さんにも犬にも優しい人柄でした。

 

歴史的な出来事だけを追いかけると、その人物の本当の姿はなかなか見えてこないものです。

 

現代でもそうですが、仕事中の姿というのは決して素の状態ではないはずです。

仮面を被り、時には心にも無い事を会社の意向で発言したりしているはずです。

 

 

歴史的な出来事ではないような、こういった普段のエピソードこそ、その人物の人柄を知る絶好の材料であると僕は思っています。

 

確かに西郷さん無しでは明治維新は実現しなかったでしょうし、日本の歴史を作り上げた偉大な人物であることに変わりはありません。

 

しかし、それだけなら大久保利通や、木戸孝允だってもっと人気があっていいはずです。

 

やっぱり西郷さんには歴史的に大きな役割を果たしたことだけではない、人間味であったり人柄が備わっており、それが現代まで伝わっているからこそ、日本史を代表する超人気者として君臨し続けているんです。

 

 

さらに付け加えると、幕末の人気者として、もう一人『坂本龍馬』がいます。

確かに、薩長同盟を成し遂げた彼の活躍無くして幕末は語れません。

 

しかし、龍馬は司馬遼太郎先生の小説『竜馬がゆく』で人気が沸騰した人物です。

その点、西郷さんは当時から皆に慕われ、人が付いていくような人柄であったといいます。

 

だからこそ、このような親しみやすい、人間味溢れるエピソードが現代に伝わっていると言えるのではないでしょうか。

 

今も昔も、みんな大好き西郷さん。

 

西郷さんの真骨頂は、歴史的な出来事だけではない、親しみやすいエピソードにこそ現れている・・僕は西郷隆盛という人物のそんな部分に惹かれているんです。

 

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鹿児島の英雄として

以前、鹿児島県に旅行に行った時、バスガイドさんがこんなことを仰いました。

 

『西郷さんは今でも鹿児島県民の誇りです。鹿児島県民はみんな親しみを込めて西郷さんと呼ぶんです。西郷さんを馬鹿にされると本気で怒る人もいるんですよ!』

 

このバスガイドさんの言葉が、西郷さんを物語る全てではないでしょうか。

 

現代日本を作った英雄の一人『西郷隆盛』

そして、今なお鹿児島県で英雄であり、日本人の憧れであり続ける『西郷隆盛』

 

そんな西郷さんの人柄にこそ、現代でも通じる『人に愛される秘訣』が隠されている・・

そう思えてならないのです。

 

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なお西郷さんの生涯を知りたい方は、コチラの書籍をオススメします。

西郷さん関連の書籍を何冊か所持してますが、これが一番まとまっていて時系列で理解できます。

 

 

では、今回はこの辺で!

ありがとうございました。