清少納言と紫式部!性格の違いを徹底比較!恋人にするならどっち?

ご来訪ありがとうございます。

『清少納言に恋をして紫式部と友達になりたい』拓麻呂でございます。

平安時代に活躍した二人の女流文学者。

一人は中宮定子に仕えた枕草子の作者

清少納言

出典:Wikipediaより 枕草子絵巻 鎌倉時代

そしてもう一人は中宮彰子に仕えた源氏物語の作者

紫式部

出典:Wikipediaより 土佐光起筆 石山寺蔵

同じ時代を生き、同じような経歴を持つ二人の才女ですが、その性格は全く真逆。

例えるならば、清少納言は『陽』、紫式部は『陰』

それぞれ違った魅力を持った二人の才女、恋人にするなら、あなたはどちらを選びますか?

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清少納言と紫式部!徹底比較!!

二人が残した作品から比較

では、まずは二人が後世に残した作品の内容から比較してみましょう。

清少納言は『枕草子』。紫式部は『紫式部日記』

二人はともに博識で、その知識を披露する姿が二つの作品から読み取れます。

その姿は実に対照的です。

では、二つの作品から分かる彼女たちの性格はどのような感じなのでしょうか?

豊富な知識をひけらかす清少納言

まずは、清少納言から。

出典:Wikipediaより 枕草子絵巻 鎌倉時代

枕草子の二九九段『雪のいと高う降りたるを』という章段の中で、彼女は漢詩の知識を利用した巧みな演出で、主人である定子や女房仲間からも称賛を浴びる一コマが描かれています。

また、枕草子 八二段『頭の中将の、すずろなるそら言を』という章段でも、漢詩の知識を使って『藤原斉信(ふじわらのただのぶ)』という男性貴族と、互角にやりとりする姿が描かれています。

この当時、漢字は男性が書く文字とされ、ましてや漢詩の知識などは女性が持つ教養ではない、という考えが一般的でした。

にも関わらず、その知識をおおっぴらに披露し、その出来事を自身の随筆に書き残しているあたりに、彼女の性格が窺えます。それは、

『周りの目を気にすることなく、自身の知識を披露し楽しめる陽気な性格』

『男性貴族に臆することなく、自身の知識で受けて立つ気の強い性格』

このような印象を持つことが出来ます。

豊富な知識を隠す紫式部

では一方の紫式部はどうだったのでしょう?

出典:Wikipediaより 土佐光起筆 石山寺蔵

紫式部日記には『消息体』と言われる、彼女の『想い』を綴った部分があります。

ここで紫式部は清少納言に痛烈な批判を浴びせています。

『清少納言という人は漢字を書き散らし、その知識も中途半端!!』

また、紫式部の主人である中宮彰子に漢詩の講義をお願いされた際、周囲の目を気にして人目に付かないよう、こっそり講義していたことが綴られています。

このことから、推測できる彼女の性格、それは、

『漢詩の知識を、むやみに披露するのは感心しないという控え目な性格』

『周りの目を気にする、引っ込み思案な性格』

このような性格を読み取る事ができます。

二人が所属した後宮サロンの比較

次は、二人が仕えた女性と、その周辺の雰囲気から彼女たちの性格を考えていましょう。

清少納言が仕えたのは『定子(ていし)』

紫式部が仕えたのは『彰子(しょうし)』

この定子と彰子、それぞれを中心とした後宮サロンの雰囲気も全く違うものとなっているのです。

定子サロンの清少納言

まずは、清少納言と定子から。

出典:Wikipediaより 枕草子絵巻 鎌倉時代

枕草子 九三段『無名といふ琵琶の御琴を』という章段で、定子が楽器の名前もモジって知的な冗談を言う一コマが綴られています。そして、清少納言はその冗談を称賛しています。

つまり、定子後宮では、トップである定子自らがジョークを言うような明るい雰囲気が漂い、清少納言たち女房にも一緒になって楽しんでいたことが窺えます。

また、枕草子 八七段『職の御曹司におはします頃、西の廂にて』という章段では、庭に作られた雪山が、いつ頃溶けて無くなるかと、賭けをしている清少納言たち女房と、一緒になって楽しんでいる定子の姿が描かれています。

最終的に、その雪山は定子の命令で壊されてしまうのですが、そんな定子に対し、清少納言は一切怨みの言葉を残していません。それどころか、この章段自体、最後は笑顔で終わっています。

ここから分かる定子サロンの雰囲気、それは、

『自らのキャラクターを前面に押し出す定子と、それに応える清少納言の明るい性格』

『定子サロンは女房たちが自由に物事を楽しめる明るい空間であったこと』

このような明るい雰囲気が漂い、清少納言もその明るい性格を十分に発揮していたことが窺えます。

彰子サロンの紫式部

では、紫式部の彰子サロンはどうだったのでしょうか?

出典:Wikipediaより 土佐光起筆 石山寺蔵

紫式部日記で、彼女はこのようなことを言っています。

『彰子様はたいそう上品で奥ゆかしい性格ですが、少し遠慮しすぎる所があります』

『彰子様のサロンは新鮮味が無く面白くないと、殿上人の方々が噂してることを私は知っています。』

『上級の女房たちが引っ込み思案で、殿上人の方がいらっしゃった時も、恥ずかしがってモジモジしているのには困ったものです』

紫式部が、このような発言をした背景には、定子サロンの明るく楽しい雰囲気が語り草となっており、定子サロンの後を担う事になった彰子と紫式部には、大きな負い目があったという事です。

このことにより、貴族たちは定子サロンを懐かしみ、彰子サロンに魅力を感じていなかったようです。

ここから分かる紫式部の性格。それは、

『自信のキャラクターを前面に出さない彰子と、それを悲観する少し暗い性格』

『定子サロンの伝説に気後れし、強い負い目を感じる嫉妬心の強さ』

このように、彰子サロンと紫式部は、派手さが無く、少しおとなしい印象となっています。

枕草子と紫式部日記から感じる全体の印象

では、最後に両者の文学作品から感じる全体的な印象を比べてみましょう。

これもまた、正反対の印象で面白いのですが、ここからは彼女たちの精神的な強さを読み取ることが出来ます。

精神的に強く明るい清少納言

では、清少納言から。

出典:Wikipediaより 枕草子絵巻 鎌倉時代

枕草子全体から漂うイメージは、常に華やかで明るい印象です。

この作品には、定子を始め男性貴族たちも多数登場し、平安貴族たちが優雅に描かれています。

また、清少納言自身の失敗談も記されているのですが、その失敗も臆することなく『笑い』に変えて、懐かしい想い出として綴られています。

そう、枕草子に登場する人々は、いつも笑っているのです。

これが、清少納言の性格が『陽』である大きな理由です。

ただし、ひとつ注意しておかなければならない事があります。枕草子は、男たちの政略により、定子が没落していく最中に書かれているという事です。

定子が没落していく最中にあっても、清少納言はその悲しい現実を一切書き残すことをしませんでした。むしろ定子の気高く美しい姿、そして定子との楽しかった想い出だけを枕草子に描いています。

ここには清少納言の、逆境に負けまいとする強い意志、つまり精神的な強さを見出すことができるのではないでしょうか。

精神的に強く影のある紫式部

では、紫式部日記の印象はどうでしょうか?

出典:Wikipediaより 土佐光起筆 石山寺蔵

紫式部の想いが綴られた『消息体』部分からは、清少納言に対する嫉妬心、周りの女房たちに対する憤りや悲壮感が漂います。

そんな現状に嫌気がさした紫式部は、どうやら出家すら考えていたようです。

このように、妙にマイナス思考でちょっと暗いイメージこそが紫式部が『陰』である理由です。

しかし、彼女はその控え目な性格ながらも、主である彰子の成長を強く願い、懸命に彰子を支え続けたことも事実です。

その結果、頼りなかった彰子は、後に賢后と言われるほどの強い女性に成長します。

清少納言のような天性の明るさは持ち得なかった紫式部ですが、控え目ながらも強い意志を持った女性だったのではないでしょうか。

まぁ、相当な強い意志が無ければ、源氏物語のような長編小説を後世に残すことも出来なかったでしょう・・・。

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明るい清少納言と影のある紫式部

このように、清少納言と紫式部の性格は正反対でした。

明るく気の強い清少納言。

控え目で少し影のある紫式部。

あなたは、どちらが好みですか?

ただ、両者ともに違った魅力があり、甲乙つけ難いですね。

ちなみに僕は清少納言派です。ただ紫式部の方が自分の性格に近い感じがします。

恋人にするなら清少納言。

友達になれそうなのは紫式部。

こんな感じですかね。

以上、清少納言と紫式部の徹底比較でした。

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では、今回はこの辺で!ありがとうございました。


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