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拓麻呂です。
2018年の大河ドラマ『西郷どん(せごどん)』
面白いです!
2000年以降、見るに堪えなかった大河を除いては全て見てきましたが、その中でも最高にハマってるかもしれません!
役者さんもイメージに合っている方が多く、これからも非常に楽しみです。
そんな役者陣を眺めていると、ちょっと気になることがありました。
それは、2008年の大ヒット大河『篤姫』に出演していた重要な人物が、西郷どんにも出演しているということ。
今回は、そんな西郷どんで気になる役者さんと、その見どころをお伝えしたいと思います。
2018年大河ドラマ『西郷どん』
西郷どんの出演者たち
ではまず、主要キャストをおさらいしておきましょう。
西郷隆盛・・・演:鈴木亮平さん
大久保利通・・・演:瑛太さん
岩山糸・・・演:黒木華さん
西郷吉兵衛・・・演:風間杜夫さん
西郷満佐子・・・演:松坂慶子さん
西郷琴・・・演:桜庭ななみさん
西郷吉二郎・・・演:渡部豪太さん
西郷従道・・・演:錦戸亮さん
大久保次右衛門・・・演:平田満さん
熊吉・・・演:塚地武雅さん
大山格之助・・・演:北村有起哉さん
海江田信義・・・演:高橋光臣さん
半次郎(桐野利秋)演:中村瑠輝人さん ※桐野利秋役は現時点で不明
村田新八・・・演:堀井新太さん
有馬新七・・・増田修一朗さん
赤山靭負・・・演:沢村一樹さん
桂久武・・・演:井戸田潤さん
篤姫・・・演:北川景子さん
幾島・・・演:南野陽子さん
本寿院・・・泉ピン子さん
お由羅・・・演:小柳ルミ子さん
島津斉興・・・演:鹿賀丈史さん
島津斉彬・・・演:渡辺謙さん
島津久光・・・演:青木崇高さん
調所広郷・・・演:竜雷太さん
小松帯刀・・・演:町田啓太さん
喜久・・・演:戸田菜穂さん
須賀・・・演:橋本愛さん
愛加那・・・演:二階堂ふみさん
龍佐民・・・演:柄本明さん
満寿・・・演:ミムラさん
徳川家定・・・演:又吉直樹さん
徳川慶喜・・・演:松田翔太さん
井伊直弼・・・演:佐野史郎さん
阿部正弘・・・演:藤木直人さん
勝海舟・・・演:遠藤憲一さん
岩倉具視・・・演:笑福亭鶴瓶さん
近衛忠煕・・・演:国広富之さん
松平春嶽・・・演:津田寛治さん
橋本左内・・・演:風間俊介さん
徳川斉昭・・・演:伊武雅刀さん
月照・・・演:尾上菊之助さん
桂小五郎・・・演:玉山鉄二さん
ジョン万次郎・・・演:劇団ひとりさん
おゆう・・・演:内田有紀さん
ふき・・・演:高梨臨さん
タマ・・・演:田中道子さん
坂本龍馬・・・演:小栗旬さん
※大村益次郎、江藤新平、桐野利秋(半次郎として子役は登場済み)も登場するようですが、現段階では発表されていません。
この中でも特に注目したいのが、赤字にした4名の人物と役者さんです。
2008年大河 篤姫では『小松帯刀』だった瑛太さん
西郷どんでは『大久保利通』を演じる瑛太さん。
大久保利通と言えば、西郷隆盛とは生涯の盟友でありライバル。
明治新政府樹立後は袂を分かち、西南戦争では敵として対峙します。
間違いなく重要な役どころです。
そんな瑛太さんは、2008年大河『篤姫』では小松帯刀を演じていました。
小松帯刀は維新十傑にも数えられる幕末の英雄の一人です。
『篤姫』でも非常に重要な役どころで、薩摩と幕府が開戦を迎える中、篤姫を助けようと奔走する帯刀の姿が印象に残っています。
個人的に大注目!松坂慶子さん
松坂慶子さんが演じるのは西郷さんの母親『西郷満佐子(まさこ)』。
この満佐子ですが、良妻賢母でたいへんな肝っ玉母さんだったと伝わっています。
で、その松坂慶子さんが『篤姫』で演じたのが『幾島』です。
個人的に大河ドラマ篤姫の中でも幾島の存在感は半端じゃなかった・・・。
篤姫を怒鳴りつけたり、滝山と言い争いになったり・・。
御台所(篤姫の事)の教育係ともなると、やはりこのくらい肝っ玉の据わった強い女性じゃないと務まらないんだ・・・なんて思って見ていました。
そして、幾島で肝っ玉の据わった見事な演技を披露した松坂慶子さんが、またまた肝っ玉の据わった西郷の母を演じる。
ちょっと見るべきところがズレているかもしれませんが、西郷どんではここが一番楽しみです。
そして、西郷どんで幾島を演じるのが南野陽子さん。
僕の中では幾島=松坂慶子というほどのインパクトだったので、南野陽子さんがどんな幾島を演じるのか、これも非常に楽しみです。
↑とここまでは、西郷どんの放送前に書いた内容ですが、蓋を開けてみれば、南野さんの幾島の存在感、半端なかったです。
今後も期待です!
北川景子さん演じる篤姫
おそらく西郷どんでも見どころの一つになるであろう、江戸城の無血開城。
この無血開城に絡む重要な人物が篤姫です。
その篤姫を西郷どんで演じるのが北川景子さん。
篤姫というと、どうしても宮崎あおいさんの顔が頭に浮かんでしまいます。
宮崎あおいさんの篤姫像を超えられるかどうかも見どころですが、僕は無血開城における西郷と篤姫の心理描写に注目したいです。
と言うのも、どうやら西郷どんでは西郷さんと篤姫の恋愛模様が描かれるそうで・・・
無血開城の時、西郷さんは薩摩側、篤姫は幕府側、つまり敵対関係にあるんですね。
なので期待と不安を感じつつ、注目しています。
・・・
不安の方が大きいかも・・・・・・・
何だかんだで幕末薩摩は男臭い
公式サイトなどを見ていると、今回の大河は(も)結構女性視点で描かれる予感がしています。
やっぱり2008年の篤姫の成功を引きずっているのかなぁ・・なんて思いますが、篤姫は将軍に嫁いだ歴史の中枢にいた女性なので、ドラマとして成立していました。
さらに篤姫の場合、大奥という女性たちが活躍する時代背景が根底にあった為、女性視点で描くことで、とっても面白いドラマとなりました。
逆にここで無理やり男性視点を持ってきたら興ざめです・・。
なので吉田松陰の妹『文』を主人公に据えた『花燃ゆ』のような、無理やりな女性視点は大ゴケの原因になるので、ちょっと危惧しています。
幕末の長州藩とは吉田松陰や高杉晋作を筆頭に、久坂玄瑞や桂小五郎が暑苦しい信念を貫き通した、男臭いものなのです。
そこへ、松陰の妹『文』を主人公に据え、周辺の長州藩士をイケメンで飾り立てた結果、長州の熱さが全く伝わらず『花燃ゆ』は全く印象に残らない大河となってしまいました。
これは薩摩藩も同様です。
薩摩の象徴は桜島。
その桜島の勇壮さと重なるのが、幕末の薩摩藩士、西郷さんや大久保利通、小松帯刀たちです。
ラブストーリーがあっても良いのですが、主人公が西郷さんである以上、やっぱり土台は男臭くしてほしいなぁ、と言うのが個人的な希望です。
舞台となる時代背景や場所には、それぞれ男性視点、女性視点が相応しい演出がある訳で、ここを見誤るとちょっといただけないドラマになってしまうのかなと思います。
西郷さんに甘いラブストーリーを期待する人が、どれほどいるでしょうか?
西郷どんには、明治維新という日本を大革命に導いた熱い信念、皆を愛する心優しきリーダーシップ・・
そんな西郷さんの一面が見られるドラマを期待しているのではないでしょうか?
2018年大河ドラマ 西郷どんには桜島が象徴するような勇壮さ、そしてちょっとした暑苦しさを期待しています。
↑とここまでは、西郷どんの放送前に書いた内容ですが、蓋を開けてみれば、西郷さんの暑苦しさが、画面からほとばしるような迫真の演技が続いています。
毎回、鳥肌立ちながら、心を厚くして拝見しております。
篤姫との恋もありそうな感じですが、今のところ良いスパイスになっている印象です。
なお史実の西郷さんと篤姫の関係はコチラです。

ともかくも今年の『西郷どん』は個人的に大当たりです。
細かい史実との違いを、知識人ぶってつつく方もいますが、そんなことは忘れてドラマとして純粋に楽しめる内容かなと思います。
西郷さんが生きた時代背景をより深く理解したい方にはコチラの記事がオススメです!

では、今回はこの辺で!ありがとうございました。